加島総合法律事務所
依頼者情報 |
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来所の背景 | 相談者様は結婚した後、夫からDVを受けており、携帯電話も自由に使えない状態でした。「離婚をしたかったけど、離婚のことを言うと怖い思いをするのではないか。」と思い、何も言えない日々を送っていました。 |
依頼内容 | 相談者様は家族の助けを借り、夫が不在の時に家から脱出し、実家に避難をしました。 直接話をすることが怖かった依頼者様は、離婚をしたいと家族を経由して夫に伝えましたが、夫は「直接離婚したいと伝えに来るまでは絶対に離婚をしない。」と述べ離婚に応じませんでした。 依頼者様は夫が怖く2度と会いたくないと思っていました。そこで、相談者様はご家族相談し、弁護士に相談・依頼することにしました。 |
依頼後 | 相談者様は離婚だけでなく、今後被害に遭いたくないので、相手方が相談者様に連絡・接触しないことを望みました。その希望を弁護士から夫側へ伝えましたが、夫側はそれに応じられないと回答しました。 それでも弁護士から相談者様のお気持ちを夫側に伝え交渉を続けました。夫側は最初聞く耳を持ちませんでしたが、夫側の話を聞く中で夫側の離婚しない理由を聞くことができました。 それを相談者様にお伝えし、夫婦間の考えの違いを解消するように努めました。 そのような交渉を弁護士が継続したところ最終的に夫側にご相談者様のお気持ちを理解していただき、離婚に応じると共に相談者様の希望する連絡等しない約束を含めた合意を交わすことができました。 話し合いだけで解決が困難な事例も多くあります。特に当事者だけでの話し合いでは感情の問題もあり解決が困難と思うこともあるのではないでしょうか。 何が原因で両者の考えが食い違うのか丁寧に聞き取ることで解決できる事例もあるかと思います。 |