質問『DV、不貞で離婚、別居を検討しています。婚姻費用について教えてください。』と弁護士の回答

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  2020/05/14

  婚姻費用を支払わなければならない配偶者が、給与所得者の場合、給与については、源泉徴収票でいうと「支払金額」の欄に記載された金額を基に算出します。
  すなわち、厚生年金保険料等を差し引く前の額を基にすることになります。
  また、現に受給している厚生年金があれば、給与と共に、算定の基礎となります。
  一方、企業年金や個人年金については、婚姻費用の基礎とはならず、財産分与の対象になります。
  
  以上のように、今受給しているのは何か、将来受給するものは何かによっても結論が変わるので、お近くの弁護士に相談してみてください。
• 松原法律事務所

  

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  2020/05/12

  婚姻費用を計算するときの基礎収入は，給与のほか，給与、厚生年金、企業年金、個人年金も含めて計算されます。
  厚生年金，企業年金，個人年金については，職業費のかからない収入であるとして，概ね０．８で割り戻した金額を収入とすることになります（年金８０万円が給与の１００万円と同じと評価されます。）。
  計算にあたってはこの点もご注意下さい。