質問『公務員の定期昇給と養育費』と弁護士の回答

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• 弁護士法人A&P　瀧井総合法律事務所

  

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  2020/10/13

  養育費について、夫と協議又は調停で話し合っている場合は、夫が合意さえすれば定期昇給を理由に、現在の給与を基準とした算定額より高めの金額（今回でいえば１４万円）となる可能性はあります。
  しかしながら、調停において調停委員会から提示される養育費額は、基本的に現時点の収入を基準とするため、定期昇給については考慮されないのが一般的です。
  なお、一旦養育費額を決めた後、定期収入を繰り返すことで元夫の収入が大幅に増額した場合等には、改めて養育費増額の請求が可能となるケースもあります。
  この点、夫側が離婚後改めて養育費増額請求をされることを避けようと、現時点で定期昇給を考慮した養育費額の支払いに応じる可能性も考えられます。
  どのように協議を進めていくか、一度弁護士にご相談下さい。