【神奈川県】離婚に強い弁護士の探し方と離婚の特徴
関東でも東京に次ぐ人口を有する神奈川県。横浜市のような有名な街もあり、多くの老若男女が生活をしています。
そんな神奈川県の離婚件数は、全国3位。人口の多さから見ると順当な結果ですが、離婚率はそう高くありません。
本記事では神奈川県の離婚件数、離婚の多い市町村、県民性と離婚の関係などについて調査しました。
また、神奈川県の頼れる弁護士・法律相談事務所や相談窓口もご紹介いたします。
神奈川県で離婚にお悩みの方、弁護士に相談したい方はぜひ参考にしてください。
- 目次
神奈川県の離婚件数について(令和2時点)
令和2年のデータによると、神奈川県の離婚件数は13,509件であることが分かりました。
1位の東京都は20,783件、2位の大阪府は14,832件なので、人口が多い地域で離婚件数が多くなることが分かります。
しかし、離婚件数が多いからと言って離婚率が高いわけではありません。
神奈川県の離婚率(人口千人当たりの離婚件数)は、1.50です。全国平均離婚率は1.57ですので、神奈川県民は平均からやや低めの離婚率と言えます。
参考: 厚生労働省「令和2年(2020)
人口動態統計(確定数)の概況(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei20/dl/16_all.pdf)」 ※1
神奈川県市町村別離婚数ランキング(令和元年時点)
令和元年の神奈川県で離婚件数が多い市町村は以下の順でした。リンクのある市をクリックすると、該当の区で離婚に強い弁護士をご覧いただけます。
- 横浜市(6,004件)
- 川崎市(2,432件)
- 相模原市(1,240件)
- 藤沢市(743件)
- 横須賀市(681件)
神奈川県以外の方でも耳馴染みのある街がランクインしました。なかでも横浜市は断トツの件数で、それだけ人口が集中しているのが分かります。
参考:神奈川県「平成31(令和元)年神奈川県衛生統計年報統計表(第1部 人口、平均余命、人口動態調査)(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/cz6/cnt/f6872/p1200953.html)」※2
神奈川県 結婚時の年齢と離婚時の年齢(令和元年時点)
仕事、趣味、遊びなど、多種多様な選択ができるようになり、男女ともに結婚する年齢が高まりつつあります。
神奈川県民は平均何歳で結婚して、離婚する人は何歳が多いのでしょうか。
- 神奈川県民の平均初婚年齢(令和元年)
- 男性:31.7歳(全国平均31.2歳)
- 女性:29.9歳(全国平均29.6歳)
- 神奈川県民の離婚年齢
- 1.夫・妻ともに30歳~34歳(224組)
- 2.夫・妻ともに45歳~49歳(207組)
- 3.夫・妻ともに35歳~39歳、40歳~44歳(ともに196組)
結婚する年齢は男女ともに全国平均と大きな差はありませんでした。
参考:神奈川県「平成31(令和元)年神奈川県衛生統計年報統計表(第1部 人口、平均余命、人口動態調査)(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/cz6/cnt/f6872/p1200953.html)」※2
参考:厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況結果の概要(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/dl/kekka.pdf)」※3
神奈川県の県民性と暮らしから見る幸福度
おしゃれで上品で、他の都市とは一線を画す風格がある神奈川県。特に横浜は独立した一つの街のように扱われ、県民の誇りでもあります。
そんな神奈川県民の県民性とライフスタイルから、離婚につながり得る特徴がありました。
神奈川県の男女はどんな県民性?
- 神奈川県の男性
- ・気さくで人当りが良い
- ・見栄っ張りでプライドが高い
- ・お金の管理が苦手
- 神奈川県の女性
- ・プライドが高くスマート
- ・協調性と社交性がある
- ・自立心が高い
もちろん全員に当てはまるわけではありませんが、男女ともにプライドが高いという特徴があります。
しかし、対人関係を大切し、どちらかに依存するのではなく自立した県民性のようです。
神奈川県の通勤時間は日本一!
総務省統計局の調査によると、神奈川県民の通勤時間は日本一長いということが分かりました。
- 神奈川県(1.45時間)
- 千葉県(1.42時間)
- 埼玉県(1.36時間)
- 東京都(1.34時間)
- 奈良県(1.33時間)
職場までの通勤時間に毎日多くの時間を費やしている神奈川県民ですが、この通勤時間の長さと幸福度が関係するそうです。
参考:神奈川県「社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/rank/index.html)」※4
通勤時間が増えると「幸福度」は減り、離婚率が上がる!
イギリスの大学が行った調査で、通勤時間が長いと幸福度が減り、離婚しやすくなるということが分かりました。
通勤時間の長い神奈川県民にとっては気になる情報ですね。
45分以上の通勤は離婚率を40%アップさせる?
「通勤時間が長いから離婚する」というのは、ピンと来ないかもしれません。
単に時間の長さではなく、その背景が離婚理由に繋がっていると考えられます。
育児や家事の負担がパートナーにかかる
夫もしくは妻の通勤時間が長いと、どちらかが近場で職を見つける傾向にあるようです。それは本人が望んだのではなく、育児や家事をこなすためにはその選択しかないからです。
どちらか一方にだけ大きな負担がかかると、不満が出るのは必然とも言えます。
家族との時間が取りづらい
通勤時間が長いと、おのずとプライベートな時間を削らざるを得ません。家族との食事時間、団らん、子どもと触れ合う時間などが奪われてしまうのです。
家族のために働いていたつもりが、いつしか家族の心が離れる原因にもなるのです。
長時間通勤によって給料ダウンと同程度のストレスが生じる
イギリスの西イングランド大学の調査では「通勤時間が20分増えると年収19%程度が減少したのと同程度の、職場への満足度が低下する」という結果が出ています。
単純計算が当てはまるわけではありませんが、20分の通勤時間の増加で年収19%減と同程度のストレスがあることから、通勤時間が45分以上の方は通勤時間が短い方と比べてストレスが大幅に増大すると考えられます。
増大したストレスが溜まり続ければ、家庭内に悪影響をおよぼすのも頷けます。
通勤手段によってストレスが溜まり、健康を蝕むこともある
自転車や自動車通勤より、バスや電車通勤の方がストレスが高まることも分かっています。さらに、人が密集された場所に長時間いることで疲れやストレスの要因にもなります。
通勤時間が長いということはこれらの要因が重なっている状態だと考えられます。そのため、長時間通勤はストレスが溜まりやすくなってしまいます。
また、通勤時間が長くなると休息時間が十分に取れないため、健康を蝕む可能性も高まります。
多くの人が好き好んで長い通勤時間を選んでいるわけではないと思います。土地柄、職業柄、さまざまな理由があるでしょう。
通勤時間が長いリスクを知っておけば、休み方や家族との時間の取り方に変化が生まれるかもしれません。ぜひ、参考にしてください。
神奈川県の弁護士・法律相談所
神奈川県の離婚・男女問題に強い弁護士をご紹介します。
神奈川県の離婚・男女問題相談窓口
神奈川県には、離婚や男女問題の法律相談を受け付けている窓口があります。
「配偶者が離婚に応じてくれない」「養育費について聞きたい」など、さまざまなお悩みに応じております。
- 神奈川県弁護士会
- https://www.kanaben.or.jp/
- 神奈川県弁護士会西支部
- http://kanagawakenseibu-b.jp/
- 神奈川県 県民の声・相談室(弁護士相談)
- http://www.pref.kanagawa.jp/docs/h3e/cnt/f209/p11052.html
- 法テラス神奈川
- https://www.houterasu.or.jp/chihoujimusho/kanagawa/guidance/index.html
神奈川県で離婚問題を抱えている方へ
仕事に困らない都市部では、離婚へのハードルは低いと言われています。女性も経済的に自立している人が多く、離婚を決める時は潔いのかもしれません。
もし、夫婦だけの話し合いで決着がつかない場合は一度弁護士にご相談ください。離婚の可否、慰謝料、養育費、親権など、できるだけ有利になるような助言をしてくれるはずです。
当サイト「離婚弁護士相談リンク」には女性・男性に関わらず、神奈川県の離婚問題に強い弁護士を掲載しています。ぜひお気軽にご利用ください。
※1 厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計(確定数)の概況」
※2 神奈川県「平成31(令和元)年神奈川県衛生統計年報統計表(第1部 人口、平均余命、人口動態調査)」
※3 厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況結果の概要」
※4 神奈川県「社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング」
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