離婚を決意したきっかけ12選|タイミングや理由からわかる別れる夫婦傾向

基礎知識
離婚を決意したきっかけ12選|タイミングや理由からわかる別れる夫婦傾向

最近、夫(妻)と折り合いが合わなくなってきた…離婚は避けられないかも…
そう思ったものの、自分のケースで離婚が成立するのかわかりませんよね。実際、周りはどんなことをきっかけに離婚しているのでしょうか。

この記事では、離婚のきっかけはどういうものが多いのかについて解説します。

目次
  1. 離婚を決意したきっかけや理由を紹介
    1. 夫婦間の愛情の問題
    2. 家庭事情の問題
    3. お金の問題
  2. 離婚する前に考えなければならないこと
    1. 子供の養育環境
    2. 住まいなどの生活環境
    3. 離婚を考え直せないかどうか
  3. まとめ

離婚を決意したきっかけや理由を紹介

不倫をした側が離婚を考える理由離婚を決意したきっかけや理由のなかでも代表的なケースを12個紹介します。

夫婦間の愛情の問題

そもそも、結婚は2人の間に愛情があるから成り立つものです。したがって、愛情が薄れてしまえば離婚のきっかけになってしまいます。ではどんなときに愛情が冷めるのでしょうか。

パートナーからの愛情を感じなくなった

夫婦は家庭内の立場だけでなく、精神的な面でも対等であることが大切です。自分は相手のことを大切に思っている、愛している。それなのに配偶者からはまったく愛情を感じられない。このような状態が続けば一緒に生活していても虚しくなってしまいます。

例えば、妻ではなく子供の母親としか扱われていないと感じるケースです。母親になっても女性であることに変わりはありません。夫から女性として扱われなくなると悲しいですよね。

また、業務内容以外の会話がないというケースも多くあります。あなたが相手のことをいろいろ知りたい、理解したい、力になりたいと思っても、相手が胸の内を明かさなければ信頼関係は築けません。

さらに、自分への対応が冷たいというケースもあります。夫婦として触れ合いたい、甘えたいと思っても、目を合わせなかったり、話を反らしてしまう…そんな生活が続けばストレスも溜まりますよね。

パートナーへの愛情がなくなったことを自覚したあなたの配偶者に対する愛情がなくなったと自覚したときも離婚を考えるきっかけになります。愛情を感じない相手と四六時中一緒にいるのはつらいですよね。愛情を感じなくなったことは離婚を考えるきっかけになりますが、相手の同意がなければそれだけの理由で離婚が成立するわけではありません。

不倫された

不倫された

不倫とは既婚者が配偶者以外の異性と肉体関係を持つことです。一般的には不倫という言葉がよく使われますが、法律用語では不貞行為といいます。配偶者が不倫(不貞行為)をした場合は法的に離婚が認められます。ただし、不倫されたからといって、「即離婚!」となるかはケースバイケースのようです。

子供の有無や家庭の状況にもよりますが、家にきちんとお金を入れていて家庭を壊すようなことがないなら、「離婚しても経済的に苦しくなるから不倫は目をつぶろう」という打算的な考えがあるようです。

では、不倫されて離婚にいたるケースにはどのようなものがあるのでしょうか。

不倫された側が離婚を決断する理由

子供がいる夫婦で、夫が不倫をした場合を想定します。子供が小さいときは両親の離婚というのは子供にとって影響が大きくなります。また教育方針によっては子供の養育に莫大なお金が必要になります。さらに、夫よりも子供に意識が向きますので夫のことはあまり気になりません。

しかし子供が就職や結婚などで独り立ちし、夫と2人になってしまったとします。これまで子供がいたから気が紛れていたものの、真正面から夫と向き合う日々が始まるわけです。


もちろん、夫は自分が不倫をしたことを妻が知っているとは思いません。あるいは、自分が不倫をしていたこと自体忘れてしまい、平気で横柄な態度を取ることもあります。特に子供が独り立ちするころになると、夫は管理職に昇進していることも多く、家での態度が大きくなることがあります。

「不倫されたのに横柄な態度を取られる…こんな生活が死ぬまで続くのか…」そう思うと嫌気が指しますよね。子供は独り立ちしていますから我慢して結婚生活を続ける理由もありません。不倫された側はこうして離婚を考えるようになるのです。

不倫をした側が離婚を考える理由

一方、不倫をした側が離婚を決意するということもあります。例えば配偶者よりも不倫相手のことを好きになった、不倫相手との子供を妊娠した、不倫相手に離婚するよう迫られたなどが主な理由のようです。ただし、有責配偶者からの離婚請求は認められないというのが一般的ですので、この場合もすぐ離婚できるとは限りません。

夫婦生活がすれ違うようになった(セックスレス)

不倫をした側が離婚を考える理由

セックスレスも離婚を考えるきっかけになります。セックスレスと一口にいっても、夫が妻にセックスを求めない場合や妻がセックスに応じない場合など、さまざまなケースがあります。

セックスレスは法定離婚事由にある「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当する可能性があります。ただし、実際にはセックスレスというだけで離婚が認められることは難しく、それによって婚姻関係が破綻しているかどうかがポイントになります。

セックスレスに陥るパターンには以下のようなものがあります。

  • 不倫(浮気)相手がいる
  • 生理的に配偶者を受け付けなくなった
  • 性的不能(ED)
  • 病気でセックスできる状況ではない
  • 出産後、妻を性的に見ることがなくなった など

家庭事情の問題

夫婦間の関係性だけでなく、家庭の日常問題も離婚を考えるきっかけになります。どのようなケースがあるのか詳しく見ていきます。

家事や育児に非協力的になった

共働き夫婦の場合、どちらが家事をやるのか、またどちらが何の家事をどれだけやるのかなどで揉めることが多いです。共働き夫婦が家事で揉めやすいケースには以下のようなものがあります。

  • 一方だけが家事をする
  • 分担しても機能していない
  • 家事は分担できても育児は分担できていない など

一方、専業主婦の場合でも家事や育児を丸投げされることや、家事をやることを当たり前と思われて労いの言葉がないことで不満が募り、離婚を考えることもあります。

家事や育児を丸投げされて離婚を考える理由には以下のようなものがあります。

  • ケンカが絶えない
  • 1対1の育児による孤独感
  • 体力が持たない
  • 家事(育児)に夫が非協力的なため愛情が薄れる など

家庭内暴力(DV)を振るわれた

家庭内暴力(DV)を振るわれた

昨今、耳にすることの多い家庭内暴力(DV)も離婚を考えるきっかけになります。家庭内暴力(DV)という、殴る・蹴るなどの身体的暴力だけと思われがちですが、ほかにも以下のようなものがあります。

  • 身体的DV
  • モラルハラスメント
  • 経済的暴力
  • 性的暴力

束縛が酷くなり自由がなくなった

配偶者からの束縛が酷く、自由に振る舞うことができなくなることも離婚を考えるきっかけの1つです。離婚を考えるほどの束縛には以下のようなものがあります。

  • 連絡することが義務
  • 誰とどこにいるか常に把握される
  • 門限がある
  • 異性との関わりを禁止される
  • 飲み会などの付き合いを禁止される など

夫(妻)の家族との関係性悪化で精神的負担が増した

離婚を考えるきっかけは自分たち夫婦の家庭事情だけではありません。夫や妻の家族との関係性も離婚を考えるきっかけになりえます。

例えば、配偶者の家族からの暴言や暴力で離婚を考えることもあります。特に嫁姑関係は悪化すると夫婦関係に亀裂が入ることが多いです。嫁姑問題が離婚に発展するケースとしては、夫からの理解が得られないことや、夫が問題解決に協力的でないケースといったものがあります。

お金の問題

お金の問題

「金の切れ目が縁の切れ目」とはよくいったもので、お金の問題も当然離婚を考えるきっかけになります。どのようなケースがあるか見ていきましょう。

経済的に将来性がないと感じた

リスクモンスター株式会社が20~49際の既婚女性を対象に「離婚したくなる亭主の仕事」という興味深い調査を行いました。

その結果、離婚自体を考えるのは高所得者層のほうが多いようですが、夫の仕事に不満を感じて離婚を考える人は夫の年収が低いケース(低所得者層)で多くなることがわかりました。これは夫の給料が少ないことに加え、非正規雇用で将来が不安であるなどといったことが原因のようです。

一方、正確なデータはありませんが、「夫より妻の収入のほうが多い夫婦は離婚しやすい」という話を聞いたことはありませんか?ここまで説明したように、夫と離婚したいと思っても経済的な事情によって離婚できない人がいます。夫より自分の収入のほうが多ければ夫に頼る必要もないわけですから、離婚を切り出しやすくなるということは容易に想像がつきますね。

参考:リスクモンスター株式会社「第6回『離婚したくなる亭主の仕事』調査」

浪費癖がありお金が貯まらない

平成28年の司法統計によると、離婚申立ての理由に「夫(妻)の浪費」を挙げる人は男女とも10%程度いることがわかっています。配偶者の浪費によって借金を抱えることだってあります。

通常、ギャンブルや趣味、結婚前の借金など夫(妻)の個人的な借金は妻(夫)に返済義務はありません。ただし、夫婦が日常生活を送るうえで発生した借金は配偶者も返済義務を負うことになります。

参考:裁判所「平成28年 司法統計」

離婚前と同等の生活水準が守られない

民法では夫婦は同居し、互いに同等の生活水準を保つために助け合う義務があります。これを生活保持義務といいます。

民法 第752条
夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。

夫婦には生活保持義務がありますから、夫がまったく、あるいは少額しか生活費を入れないという場合は法定離婚事由の「悪意の遺棄」として離婚が認められる場合があります。

隠し口座を見つけた

夫(妻)のへそくり用の隠し口座の存在を知って夫婦関係に亀裂が入ることもあります。へそくりは浪費ではないため、なぜ夫婦関係に亀裂が入るのか疑問に思うかもしれません。

問題は何の目的でへそくりをしているのか、家庭はどういう状況だったかです。妻(夫)が少ない収入のなかで家計をやりくりしている一方、夫(妻)がへそくりを作っていた場合や、お金の出所や目的によっては夫婦関係に亀裂が入ることもあります。

一方、すでに離婚の話し合いが進んでいる場合、財産分与から逃れるために隠し口座を作るケースもあります。離婚では婚姻中に築いた共有財産を夫婦で公平にわけることになります。そのため、収入が多い側は自分の資産を配偶者に取られないために隠し口座を作ることがあるようです。一般的には夫のほうが収入が多いため、
夫が隠し口座を作ることが多いようです。

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離婚する前に考えなければならないこと

離婚する前に考えなければならないこと

ここまで説明したように、離婚を考えるきっかけはいろいろあります。ただし、離婚を考えたからといって、いきなり離婚を切り出してはいけません。離婚する前に考えなければならないことがあるのです。

離婚を切り出す前に考えるべきことをについて詳しく見ていきます。

子供の養育環境

離婚はあくまで夫婦間の問題です。子供には関係がありません。そのため、子供を持つ夫婦が離婚する際は子供のことを最優先に考える必要があります。

親権争いによるストレス

子供がいる夫婦が離婚する場合、夫婦のどちらか一方が親権を持つことになります。離婚では親権者指定はもめやすく、子供にとってもストレスが大きいものです。親権は母親が有利といわれますが、子供の福祉の観点で慎重に決めることになります。

養育費の支払い

離婚しても親子の関係は変わりません。そのため、親権を持たない親にも養育費の分担義務があります。離婚は親権者さえ決めれば離婚できてしまうため、養育費について詳細に決めずに離婚することもあるようです。

しかし、離婚後の養育費の不払いは大きな社会問題になっています。子供のためにも養育費の支払いについては離婚する前にしっかりと話し合う必要があります。

母の姓に変えたことの周囲の反応

離婚後、子供は親権者と生活することになるため、姓の変更や引っ越し、転校を余儀なくされることがあります。子供とは残酷なもので、苗字が変わると「なんで苗字が変わったの?」「どうしてお父さんがいないの?」などと平気で聞いてくることもあります。両親が離婚しただけでもストレスを受けますから、環境の変化や周りの反応によってはストレスが増幅される可能性もあります。

住まいなどの生活環境

住まいなどの生活環境

離婚するなら、離婚後に自分が家を出るのか、それとも相手が家を出て自分は今の家に残るのかを考えておく必要があります。

家を出る場合は、どこに住むのか、子供がいる場合は子供も含めて経済的に生活していけるのか専業主婦の場合は仕事の目途があるかなども考えておく必要があります。

離婚を考え直せないかどうか

実際に離婚を切り出す前に、本当にやり直すことはできないか、すぐに離婚しなければならないか、離婚について考え直す余地がないかどうかを冷静に考えてみましょう。

ここまで説明したように離婚を考えるようになるにはきっかけがあります。反対に離婚を考え直すのもきっかけがあります。「私はあなたの〇〇でこれだけ辛い思いをしている」ということを配偶者に伝え、配偶者の言葉や行動に変化が見られるかどうか様子を見て判断するのも1つの方法です。

また、両親の離婚は子供にとって大きなストレスです。子供が離婚に反対した場合は、子供のことを第一に考えて考え直すことも大切です。

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まとめ

離婚のきっかけとして代表的なものについて説明しました。

離婚は、「折り合いが悪いから」といってすぐに切り出すべきではありません。本当にやり直す余地はないのか、離婚後の子供や生活はどうなるのかなど、総合的に考える必要があります。

離婚したほうが良いかどうかは、家庭の状況や離婚を決意したきっかけ・理由によって異なります。離婚すべきかどうか迷ったら、離婚問題に強い弁護士に相談すると良いでしょう。

当サイト「離婚弁護士相談リンク」は離婚問題に強い弁護士を多数掲載しています。実際に依頼するかどうかは相談してから決めることもできますので、ぜひお役立てください。

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