PTAは不倫が多い?チェックポイントと離婚・慰謝料請求の注意点

PTAは「Parent(=親)」「Teacher(=先生)」「Association(=組織)」の略です。
親と先生だけでなく、学校、家庭、地域社会が互いに協力し合い、子供たちの健やかな成長のために活動を行うことを目的として活動する社会教育団体になります。
一方、PTA参加をきっかけに不倫関係に発展するケースも少なくないようです。
「配偶者がPTA内で不倫をしているかもしれない」
「配偶者がPTA不倫で離婚していることが発覚したが、どう進めたら良いかわからない」
このようなお悩みを抱えている方は最後までお読みください。
- 目次
PTAが不倫の温床になりやすい理由
PTAは子供の健やかな成長のために活動することが目的に活動しています。
しかし、「保護者同士」や「先生と保護者」などの不倫の温床になりやすいとも言われています。
PTAが不倫の温床になりやすい主な理由としては以下のようなものがあります。
- 同世代の異性との出会いが増える
- 共通の話題で共感しやすく、一体感が生まれやすい
- PTAの用事で連絡を取り合ったり顔を合わせたりする機会が多い
それぞれについて下記で解説します。
同世代の異性との出会いが増える
PTAの役員になると、行事や会合、その準備などで顔を合わせる機会が増えます。
人は繰り返し接触する人に対して好感が高まる傾向があります。これを単純接触効果と言います。
もちろん、最初は不倫なんて頭になかったのかもしれません。しかし、何度も顔を合わせるうちに、好意を抱いてしまうというのも人間の心理と言えます。
共通の話題で共感しやすく、一体感が生まれやすい
PTAは同じ学校に通う子供の親同士が集まり、活動します。 そのため、以下のような共通点を持つ男女が集まることになります。
- 子供の通う学校が同じ
- 子供の年齢が近い
- 親同士の年齢が近い
- 家が近所である
- 教育への考え方が似ている
- 金銭感覚が似ている
PTAで集まると、子育てや進学の悩み、地域特有の問題といった共通の話題が多く、話が弾んだり、一体感が生まれやすくなったりします。
また、同じ地域に住んでいることが多いため、家族関係を把握しやすく、家庭の悩みを打ち明けるようになり、距離が縮まることもあります。
PTAの用事で連絡を取り合ったり顔を合わせたりする機会が多い
PTA活動では、何かと連絡を取り合う機会があります。PTAのメンバーでグループラインを作れば、そこから個人宛にメッセージを送ることも可能です。
もちろん、最初はPTA関連の連絡や事務的な連絡だけかもしれません。しかし、連絡を取るうちに好意を持ち、距離が縮まることもあるでしょう。
何度かやり取りするうちに「食事でも」などと言い、周囲に隠れて2人で会うようになることもあります。
2人でいるところを見られても「PTAの話し合い」などと言い逃れできてしまうこともあります。
特に公立学校の場合、不倫相手が学区内に住んでいることになります。そのため、旅行や遠出などの時間を作らなくても短時間で会うことができます。
「ちょっと散歩に行ってくる」「会社帰りに買い物してくる」などといって密会を繰り返すケースもあるようです。
PTA不倫のリスク
PTA不倫には以下のリスクがあります。
- 子供に悪影響を及ぼす
- ダブル不倫になる可能性がある
- PTA内で噂になり、地域に居づらくなる
- 離婚に発展する恐れがある
それぞれについて下記で解説します。
子供に悪影響を及ぼす
そもそも親の不倫は子供を傷つけるものです。例えば、親が言い争うのを見たり、家に帰ってこなかったりすると子供の精神面に悪影響を及ぼします。
特にPTAのメンバーは双方の子供が同じ学校に通っているという共通点があります。
不倫をしている2人の子供が同級生であったり、仲が良かったりすることもあります。
親同士が不倫していることがわかれば、子供同士の関係にも悪影響を及ぼします。
また、親が不倫していることが周りに広まれば、子供がいじめられたり、からかわれたりする可能性もあります。
ダブル不倫になる可能性がある
PTA不倫は互いに子供がいる男女の不倫になります。
ひとり親家庭の場合もありますが、互いに配偶者がいる可能性が高いため、ダブル(W)不倫になる可能性があります。
不貞行為は配偶者の権利を侵害する不法行為になります。そのため、不貞行為があった場合、自分の配偶者や不倫相手に対して慰謝料請求が可能です。
一方、ダブル不倫の場合、不倫相手にも配偶者がいることになります。そのため、あなたの配偶者が不倫相手の配偶者から慰謝料請求される恐れがあります。
これについては、「ダブル不倫は慰謝料請求が複雑になる」にて後述します。
PTA内で噂になり、地域に居づらくなる
子供が通う学校が公立の場合、子供も保護者も学区内に住んでいます。そのため、PTAは地域密着の集まりとも言えます。
PTA内で不倫をしていると、地域で噂になり、居づらくなることもあります。また、配偶者の不倫を近所の人から知らされるケースもあります。
離婚に発展する恐れがある
不倫は民法に定める法定離婚事由のひとつです。そのため、不貞行為があったと判断されれば、裁判で離婚が認められる可能性があります。
これについては「PTA不倫を理由に離婚する方法」にて後述します。
こんな行動があればPTA不倫かも【チェックリスト】
配偶者がこんな行動をしていればPTA不倫をしているかもしれません。
- PTA活動に妙に熱心である
- PTAの連絡でLINEやスマホの使用が増えた
- 学校外でのPTAの集まりが増えた
それぞれについて下記で解説します。
PTA活動に妙に熱心である
PTA活動というのは義務的に参加しているというケースがほとんどです。
それにも関わらず、PTA活動に妙に熱心に参加しているということは、PTAの集まりに何かほかの目的があるのかもしれません。
もちろん、子供の教育や学校教育に関心が高い、PTA活動そのものに関心があるという方もおられます。
しかし、ほとんどの場合は押し付けられて仕方なく参加している人が多いです。
特に、「以前と比べてPTA活動で外出する頻度が増えた」「メイクや身だしなみに気合が入っている」という場合は注意が必要です。
PTA内に不倫相手がいる、またはPTA活動を不倫の隠れ蓑にしているという可能性があります。
PTAの連絡でLINEやスマホの使用が増えた
最近はPTAの連絡をLINEで行うことが増えました。
本来、PTAの連絡は事務連絡だけであるケースがほとんどです。そのため、「PTAの連絡」が急に増えた場合や、長時間LINEをしている場合は注意が必要です。
長時間のやり取りや何度もやり取りをしているということは、事務連絡以外のやり取りが発生している可能性があります。
学校外でのPTAの集まりが増えた
PTAの集まりが学校以外の場所で行われるようになったときは注意が必要です。
もちろん、PTA行事の下見や学校でPTA会合ができないといったケースもあります。
しかし、その頻度が増えた場合はPTAの集まりと称して、2人で会っている可能性もあります。
特に「急に呼び出しが入った」「緊急の集まり」などといって外出するケースが増えると要注意です。
PTA不倫を疑ったときの対処法
PTA不倫を疑っても本人に「PTAで不倫しているの?」など聞いてはいけません。
不倫が事実であれば、疑われないように会う頻度を減らしたり、隠れて連絡したりする可能性があります。
また、不倫をしていないのであれば夫婦関係に歪みが生じる恐れもあります。まずは以下のような方法でPTA不倫があるかどうかを探りましょう。
- PTA活動前後の行動の変化を見る
- 子供に配偶者の学校での様子を聞く
- 夫婦でPTAに参加してみる
それぞれについて下記で解説します。
PTA活動前後の行動の変化を見る
まず、PTA活動を始める前と後での配偶者の行動の変化を観察しましょう。
- 風呂場やトイレにもスマホを持ち込むようになった
- メッセージが届いたら画面を隠す、別の部屋に移動する
- 筋トレ・エステ通いを始めた
- アクセサリーや服装に気を配るようになった
- 香水を使うようになった
- メイクやヘアスタイルに気合が入るようになった
- 帰宅後や休日の外出が増えた
- 残業が増えたのに収入が増えていない など
風呂場やトイレなど、家のなかでもスマホを手放さなくなったり、画面を隠すようになったりしたら不倫相手とやり取りしている可能性があります。
また、これまで服装や下着に無頓着だったのに、派手な下着に買い替えたり、見覚えのない下着や服、アクセサリーが増えたりした場合も注意しましょう。
不倫相手の好みに合わせたり、プレゼントや一緒に買い物に行ったりしている可能性があります。香水を使う、メイクやヘアスタイルを変えるのも同様です。
残業や休日出勤もよく使われる不倫の口実です。
残業が増えたのに収入が増えない、帰宅すると香水やボディソープなどの香りがするといった場合は注意しましょう。
帰宅後すぐにシャワーを浴びたり、着ていた服を洗濯したりする場合も香水や相手の香りを洗い流そうとしている可能性があります。注意しましょう。
子供に配偶者の学校での様子を聞く
PTAは学校で活動することが多いです。PTA内での配偶者の様子を自分の子供に聞いてみると良いでしょう。
なお、親の不倫は子供を傷つける可能性があります。不倫を疑っているという素ぶりを子供に見せてはいけません。
子供に質問する際は以下のように何気なく聞いてみると良いでしょう。
「パパ(ママ)は誰と仲がよさそう?」
「パパ(ママ)、学校にいるとき、楽しそう?」
夫婦でPTAに参加してみる
可能であれば、自分もPTAの集まりに参加してみるというのも選択肢のひとつです。
難しい場合は夫婦で子供の学校行事や地域の集まりに参加してみるのも良いでしょう。
地域の人と配偶者がどのように接しているのか、妙に親しい人や距離が近い人がいないか、逆によそよそしい人がいないかチェックすると良いでしょう。
また、PTAに参加中の配偶者の様子から何か感じ取ることがあるかもしれません。
配偶者がPTA不倫をしていることが発覚したときの対処法
配偶者がPTA不倫をしていることが発覚したときの対処法は以下のとおりです。
- 配偶者を泳がせて証拠を集める
- これからどうしたいのか決める
- 探偵に依頼する
それぞれについて下記で解説します。
配偶者を泳がせて証拠を集める
夫婦関係を継続するにしろ、離婚や慰謝料請求するにしろ、不倫の証拠がなければ始まりません。
何も気づいていない素振りで、2人を泳がせながら決定的な証拠を集めましょう。個人でできる証拠集めの方法には以下のようなものがあります。
- 衣類のポケットや財布、バッグの中身を調べる
- カーナビ・ドライブレコーダーを調べる
- 自分のアカウントから配偶者のSNSの投稿を見る
- 車内に身に覚えのないものが落ちていないかどうかを調べる
- クレジットカードの明細を調べる など
なお、SNSやメールの中身を勝手に操作したり、PCやスマホのロックを勝手に解除したりすると不正アクセス禁止法に問われる可能性があります。
自分の行動が違法でないか、弁護士に相談してから行うと良いでしょう。
これからどうしたいのか決める
不倫をしていることが発覚したら、これからどうするのか考えましょう。
夫婦関係を継続するのであれば、不倫関係を解消してもらうことが重要です。
誓約書を作成し、不倫相手が近くに住んでいるのであれば遠方に引っ越すことも検討しましょう。
離婚や慰謝料請求する場合は弁護士に相談し、アドバイスに沿って行動しましょう。
ただし、いずれの場合も、子供のことを最優先に考えることが重要です。
探偵に依頼する
離婚や慰謝料請求をする場合は不貞行為があったことを立証できる法的に有効な証拠を集める必要があります。
配偶者を泳がせても証拠が集まらない場合、自分ひとりで証拠を集めるのは困難と言えます。探偵に相談し、調査を依頼すると良いでしょう。
不貞行為の証拠については「不貞行為の証拠が必要」にて後述します。
PTA不倫を理由に離婚する方法
PTA不倫をしたことが事実であり、熟考したものの、これ以上夫婦関係を継続することは難しいと思ったら離婚もひとつの選択肢です。
PTA不倫に限らず、離婚をする場合、まず夫婦が話し合いで合意し、離婚届を提出すれば離婚が成立します。これを協議離婚と言います。
話し合いで合意ができれば、どのような理由であっても離婚ができます。
このとき、離婚協議書を作成し、取り決めた内容を書面の形で残しておきましょう。
離婚協議書を作成する際は公正証書にすることで約束を反故にされたときのリスクを回避しやすくなります。
強制執行認諾文言付きの公正証書であれば、養育費などの未払いがあった際に速やかに相手の財産を差し押さえできます。
離婚の話し合いがまとまらない場合は調停、裁判へと進みます。
裁判で離婚を認めてもらうためには、民法が定める以下のいずれかの法定離婚事由が必要です。
- 不貞行為
- 悪意の遺棄
- 3年以上の生死不明
- 回復の見込みのない強度の精神病
- その他婚姻を継続し難い重大な事由
不貞行為は法定離婚事由のひとつになります。そのため、不貞行為があったことを立証できれば裁判で離婚を認めてもらえます。
なお、2024年5月に民法改正が成立し、4号の「回復の見込みがない強度の精神病」が法定離婚事由から削除されました。
この改正は2024年5月24日に公布されており、公布から2年以内には施行されることになります。
PTA不倫を理由に慰謝料請求する際の注意点
PTA不倫は慰謝料請求が認められる可能性があります。
PTA不倫を理由に慰謝料請求以下の点に注意しましょう。
- 不貞行為の証拠が必要
- PTA不倫の慰謝料相場
- ダブル不倫は慰謝料請求が複雑になる
- 慰謝料請求するタイミングには注意する
- 求償権に注意する
それぞれについて下記で解説します。
不貞行為の証拠が必要
不倫を理由に慰謝料請求をするのであれば、不貞行為があったことを立証する必要があります。
不貞行為とは、配偶者以外の者と肉体関係を持つことを言います。不貞行為を立証する証拠としては以下のようなものがあります。
- 不倫関係の2人がラブホテルに出入りする写真や動画
- 不貞行為を示すようなメールやLINEのトーク画面
- 2人で宿泊したことを示すレシートや写真 など
前述の方法で証拠が集まらない場合、自分ひとりで証拠を集めるのは困難です。探偵に調査を依頼することも検討しましょう。
なお、状況によっては手持ちの証拠を複数組み合わせることで証拠として有効な場合もあります。詳しくは弁護士にご相談ください。
PTA不倫の慰謝料相場
不倫の慰謝料相場は50万~300万円です。
金額に幅がありますが、離婚の有無や有責行為の態様、不貞行為前後の夫婦関係などによって変わります。
h3 ダブル不倫は慰謝料請求が複雑になる
前述のとおり、PTA不倫はダブル不倫になる可能性があります。ダブル不倫の場合、自分の配偶者が不倫相手の配偶者から慰謝料請求される恐れがあります。
もちろん、あなたが直接慰謝料を請求されるわけではありません。しかし、自分たち夫婦が離婚しない場合、同じ財布から慰謝料を支払うことになります。
双方が慰謝料請求をし合うことになると、慰謝料請求の意味がなくなる可能性があります。
求償権に注意する
不倫は当事者2人による共同不法行為になります。そのため、あなたに対し、不倫の当事者が連帯して慰謝料の支払い責任を負うことになります。
当事者の一方が負担すべき分より多く慰謝料を支払った場合、もう一方の当事者に対して払いすぎた分の支払いを求めることができます。これを求償権と言います。
あなたが不倫相手にだけ慰謝料請求した場合、不倫相手が支払った慰謝料の一部をあなたの配偶者に請求する可能性があります。
こうなると、最終的に手元に残る慰謝料の金額が減ることになります。
なお、求償権については以下の記事も参考にしてください。
慰謝料請求するタイミングには注意する
PTA不倫で配偶者に離婚や慰謝料請求する際は、法的に有効な証拠を集めてから行うことが有用です。
証拠がない場合、「2人で会ったけど食事をしただけだ」など言い逃れされる恐れがあります。
また、ダブル不倫の場合、状況によっては慰謝料請求の意味がなくなる可能性があります。
そのため、不倫相手の配偶者に不倫の事実が悟られないようにすることがポイントです。
不倫相手も自分の配偶者に不倫の事実を知られたくないと考えるのが自然です。
相手の気持ちをうまく使えば、不倫相手の配偶者からの慰謝料請求を回避できる可能性もあります。
弁護士に依頼すれば、不倫相手の配偶者に知られることなく、穏便に交渉を進めやすくなります。
慰謝料請求が難しいケース
PTA不倫が発覚したからといって必ずしも慰謝料請求が認められるわけではありません。以下のケースでは慰謝料請求が認められない可能性があります。
- PTA不倫が始まる前から夫婦関係が破綻していた
- 慰謝料請求の時効が完成している
不倫の慰謝料請求とは、不倫によって平穏な夫婦生活を維持する権利を侵害されたことに対する損害賠償金になります。
そのため、不倫が始まった時点ですでに夫婦関係が破綻していた場合は慰謝料請求が難しくなります。
また、慰謝料請求には次の2つの時効が存在し、いずれか早い時点になります。
- 不貞行為の事実を知ったとき、かつ不倫相手の連絡先を知ったときから3年
- 不貞行為の時から20年
PTA不倫で離婚請求する際に考えること
PTA不倫を理由に離婚する際は以下の点をよく考えてから切り出しましょう。
- 子供への影響
- 親権・養育費・財産分与などの離婚条件
それぞれについて下記で解説します。
子供への影響
PTA不倫は双方同じ学校に通う子供がいます。
離婚するにしろ、慰謝料請求するにしろ、周囲に離婚や不倫がバレれば、子供へのいじめにつながる恐れがあります。
離婚する場合は子供の心情も踏まえ、状況に応じて引っ越しなどを検討しましょう。
親権・養育費・財産分与などの離婚条件
離婚する際は慰謝料以外にも親権や養育費、財産分与といった離婚条件も定める必要があります。
親権
離婚後共同親権の導入が決まり、2026年5月24日までに制度が開始されることになりました。
しかし、2025年4月現在、子供を持つ夫婦が離婚する際はどちらか一方を親権者に指定しなければなりません。
親権者を決める際は、子供の福祉を考えて決めることになります。状況によっては、不倫をした側が親権者に指定される可能性もあります。
ただし、不倫をした側が不倫相手に夢中になり、家庭を顧みない状況であったなど、子供の福祉に悪影響を及ぼす場合は親権者として適性がないと判断される可能性もあります。
養育費
親権者は子供と離れて暮らす親に養育費を請求できます。養育費は子供の健やかな成長のためのお金です。
親権者が不倫をしていた場合であっても支払う必要があります。
養育費の金額は夫婦で話し合い、自由に決めることができます。一方、調査や裁判に進んだ場合は養育費算定表から算出することになります。
財産分与
夫婦が離婚する際、婚姻中に築いた共有財産を公平にわけることになります。これを財産分与と言います。
財産分与の割合は二分の一が原則です。離婚原因や収入によって財産分与の割合が変わることはありません。
そのため、PTA不倫をした側であっても、二分の一の財産分与を請求することができます。
ただし、夫婦で合意ができれば、割合や分与する内容を変えることは可能です。
PTA不倫は弁護士へ
ここまで解説したとおり、PTA不倫はダブル不倫になる可能性があります。
そのため、離婚や慰謝料請求の仕方によっては、意味を成さなくなる可能性があります。
弁護士に依頼し、交渉を代行してもらうことで穏便に進めやすくなります。
また、離婚は親権や養育費、財産分与、慰謝料など決めなければならないことがあります。
弁護士なら、不利益を回避し、有利な条件で離婚できるようサポートしてもらえます。公正証書を作成する際も離婚後のトラブルを踏まえたサポートが可能です。
また、調停や裁判に進んだ際も法的な観点でサポートしてもらえます。
夫婦関係を継続する際も、弁護士が入ることで法的に有効な誓約書を作成することができ、抑止効果を高めることにつながります。
まとめ
PTAは同じ年代の子供を持つ親同士が集まるため、共通の話題が多く、不倫のきっかけになりやすいと言えます。
PTA不倫で離婚する場合は子供への負担を最小限に抑えて対応する必要があります。
また、PTA不倫はダブル不倫であることが多いため、慰謝料請求が無駄になる可能性もあります。
PTA不倫で離婚や慰謝料請求する際は弁護士に依頼し、交渉を任せることをおすすめします。
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