夫源病|夫が原因の体調不良から抜け出すためには

基礎知識
夫源病|夫が原因の体調不良から抜け出すためには
「夫源病」という病気を知っていますか?
その名の通り、夫が原因で生じるストレスや体調不良のことを言います。
離婚したいわけではないけれど、夫と一緒の時間を苦痛に感じている女性が増えています。

夫源病から抜け出すには、この病気の原因や対策を知ることが重要です。
今は大丈夫だけど、この先が不安・・・。という方もこの記事を参考にパートナーとの上手な付き合い方を参考にしてください。
目次
  1. 夫源病とは
  2. 夫源病のサイン
  3. 夫源病に苦しんでいる人の実情
  4. 夫源病の原因になりやすいかチェック<夫編>
  5. 夫源病を発症しやすいかチェック<妻編>
  6. 夫源病から抜け出すためには
    1. コミュニケーションを取るようにする
    2. 旅行に行く
    3. プチ家庭内別居をする
    4. ストレス解消法を見つける
  7. 夫源病は熟年夫婦だけの問題ではない
    1. 趣味を見つけておく
    2. 夫に理想を追求しない
    3. 若いうちに夫が家事をこなせるようにしておく
  8. 夫源病を理由に離婚するには
  9. まとめ

夫源病とは

夫源病は医学的な病名ではなく、女性が夫に対して強いストレスを抱えることで引き起こす心身の体調不良を言います。
男性更年期外来に訪れる夫婦の話を聞いた石蔵文信先生(大阪樟蔭女子大学教授)が名づけました。

めまい、動悸、頭痛、自律神経の乱れ、不眠、うつなどの症状が現れ、多くの女性が夫源病に悩んでいます。

主に40代以降の更年期を迎える女性が罹りがちですが、30代の若い女性も夫源病を発症するケースがあります。

夫源病のサイン

夫源病は風邪などの病気とは違い、いつから発症したという明確な時期がありません。
ほとんどの女性がいつの間にか掛かってしまっているのです。
最悪、離婚を選ぶ夫婦もいるので“夫源病のサイン”は見逃さないようにしましょう。

こんな症状は夫源病の危険サイン!

  • 夫のいない日中は元気なのに、夜や休日など夫のいる時間は心身に不調が出る。
  • 毎日めまいや頭痛に悩まされていたが、夫が長期の出張や旅行に出るとなくなる。
  • 夫の何気ない言葉に顔がほてったり、のぼせる感じがする。

また、高血圧症や突発性の頭痛・難聴、メニエール病など、実際に医師に掛かるような病気も要注意です。
加齢や更年期が原因だと思いがちですが、実際は夫源病ということもあります。

夫源病に苦しんでいる人の実情

夫源病に苦しんでいる人の実情
夫源病に苦しむ女性の実情は、男性が思う以上に深刻かもしれません。

例えば休日。
仕事が休みだからと言って、好きなだけ寝て、食べたい時に食事をし、ゴロゴロと過ごす夫がいます。
夫は休日を謳歌しているだけかもしれませんが、妻は強いストレスを抱えていることがあります。
家事のタイミングがズレたり、食事を作る回数が増えるなど、いつもより負担がかかっていることが多いのです。

「自分勝手な夫」「気遣いのない夫」にストレスを感じ、蕁麻疹や気分の落ち込みが現れるようになったという例もあります。

また、夫が定年退職を迎えた途端に夫源病を発症する女性もいます。
もともと小言の多い夫に耐えてきた妻ですが、定年退職をして1日中家にいる夫に朝から晩まで小言を言われ、うつ状態に。
夫が病気で入院した期間だけ元気になったという例もあります。

離婚をした途端、あらゆる体調不良から解放されたという女性もおり、夫の存在がどれだけ負担になっているのかが伺えます。

夫源病の原因になりやすいかチェック<夫編>

夫源病は「夫の無自覚さ」が大きな問題でもあります。
こんなタイプの夫に妻は大きなストレスを感じているかもしれません。

  • 養っている、稼いできているという自負が強い
  • 家事や育児は妻の役割だと思っている
  • 妻の行動や予定を把握したがる
  • 仕事人間で趣味や友人との交友が少ない
  • 感謝や謝罪を伝えるのが苦手
  • 外面が良く、家庭の中では傍若無人

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夫源病を発症しやすいかチェック<妻編>

結婚をしている女性全員が夫源病になるわけではありません。
夫側の性格もありますが、実は夫源病になりやすい女性の特徴があるのです。

  • 完璧主義で育児や家事は手抜きしない
  • 我慢強く、弱音を吐くのが苦手
  • 良い妻、良い母でいたいという思いが強い
  • 世間体をとても気にする
  • 言いたいことを我慢して、反論ができない
  • 小さなことに悩みがち

夫源病から抜け出すためには

夫源病から抜け出すためには
イライラや体調不良を抱えながら生きるのは、できるだけ避けたいですよね。
本来、夫にも長所があり、それを知っているのは妻のはずです。
離婚という最終手段を取る前に、夫源病から抜け出す努力をしてみましょう!

コミュニケーションを取るようにする

夫に対してイライラや不満があると、会話を避けるようになりがちです。
「おはよう」「いってらっしゃい」「いただきます」「ごちそうさま」など、小さな会話でも良いのでコミュニケーションを取るよう心がけてください。

また、感情的にぶつけるのではなく、共感しながら話すことで夫も妻の不満や要求を受け入れやすくなります。

旅行に行く

家にずっといることもストレスの原因になります。
たまには思い切って2~3日旅行に行ってみるのも良いでしょう。
夫のことは忘れ、旅を楽しむことで心身をリフレッシュするのは効果的です。

プチ家庭内別居をする

寝室を分ける、自分の部屋に必要なものを置いて快適な空間にするなど、家庭内プチ別居もおすすめです。
夫とのコミュニケーションを必要最小限にすることで、イライラも最小限に抑えられるかもしれません。

ストレス解消法を見つける

声を出すことはストレス解消に良いと言われています。
カラオケに行ったり、親しい人に愚痴を聞いてもらうだけでもスッキリします。
ずっと始めたかった趣味や仕事を始めてみるのも気分転換になって良いかもしれません。

夫源病は熟年夫婦だけの問題ではない

若い女性でも夫源病になる可能性は多いにあります。
共働きが当たり前の時代になり、テレワークなど働き方も多様化を見せています。
男性は仕事、女性は家事、日中は顔を合わさないという時代ではなくなりつつあるのです。

若い夫婦が夫源病に悩まされないために、夫婦で気を付けておくポイントがあります。

趣味を見つけておく

子供が小さいと趣味を持つのは難しいかもしれません。
スマホのゲームや録画したドラマを見るなど、スキマ時間を利用してリフレッシュできる趣味を見つけておくのは大切です。
子育てがひと段落したら、本格的な趣味を始めてみるのも効果的です。

夫に理想を追求しない

テレビやSNSで見る“デキる夫”をうらやましいと思うこともありますよね。
家事・育児に積極的で、妻への配慮も忘れず、ニコニコ優しい旦那様は確かに理想です。

しかし、人は完璧ではありません。
他人の夫にない長所が自分の夫にあるかもしれません。
欠点を探すより、夫の良いところを見つけることの方が大切です。

若いうちに夫が家事をこなせるようにしておく

歳を取っていきなり家事をしろと言われてできる男性は少ないでしょう。
人生の後半も夫と仲良く過ごしたいなら、若いうちから夫に家事の習慣を身につけてもらいましょう。

ついつい手際の良い妻が仕切りがちですが、最初は簡単なことから一緒に始めてください。
自分が望むレベルに達するまで、根気よくサポートすることが大切です。
(妻の方が家事が苦手で夫が得意という場合も同じです)

夫源病を理由に離婚するには

いろいろ努力したけれど、夫源病を克服できなかったという場合もあります。
説明してきた通り、めまいや頭痛、自律神経の乱れ、不眠、うつ病など、決して放置できる状況ではありません。

「離婚」が頭によぎることもあるでしょうが、夫源病という理由だけで離婚は認められません。
もちろん、夫婦が話し合い、離婚に合意できればどのような理由でも離婚できます。

しかし、一方が離婚に合意しない場合は裁判所に調停を申し立て、それでも解決しない場合は離婚裁判に進むことになります。
裁判で離婚を認めてもらうには民法に定める法定離婚事由が必要になります。夫源病を理由に離婚を認めてもらうためには、法定離婚事由のなかの「婚姻を継続し難い重大な事由」に当てはまるかどうかが重要となります。

夫源病は、価値観の違いや性格の不一致と同じように、本当に婚姻関係が継続し難いのか見極めることが難しいのです。

それでも離婚を望むのであれば、長期間の別居を経るなどし、客観的に婚姻関係が破綻していることを証明する必要があります。

関連記事≫≫
相手が拒んでも離婚できる?裁判離婚に必要な5つの法定離婚事由とは。

まとめ

夫婦は人生を共にするパートナーです。
「夫を嫌いになりたい」と思う女性は誰一人いないはずです。
近い存在なだけに優しさや気遣いを疎かにしがちですが、それが妻を苦しめる原因にもなります。

夫源病にならないためには適度な距離と自分の時間を確保し、心身の健康を優先してください。
それでも夫が変わらない、認めてくれないという場合は一度弁護士に相談してみましょう。

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