離婚後に復縁できる?元旦那(嫁)と復縁するきっかけと上手に復縁する方法

基礎知識
弁護士監修
離婚後に復縁できる?元旦那(嫁)と復縁するきっかけと上手に復縁する方法

浮気や価値観の違いなど夫婦が離婚にいたる理由はさまざまです。

しかし、離婚したもののお互いに未練がある場合や、子供のために復縁したいと望むような場合もあるでしょう。

そもそも、一度離婚した夫婦が復縁することは可能なのでしょうか。

この記事では離婚後に復縁するきっかけや復縁を成功させるためのポイントなど上手に復縁するための方法を紹介します。

二度目だからこそ失敗しないように、離婚から復縁を考えている人は是非参考にしてください。

目次
  1. 離婚後に復縁を考えるきっかけとは
    1. 子供
    2. 経済的に苦しい
    3. 孤独を感じた
    4. 未練がある
  2. 離婚後に復縁しやすい夫婦の特徴
    1. 勢いで離婚して後悔している
    2. 離婚の原因が解消した
    3. 夫婦それぞれが子供を大切に思っている
    4. 離婚条件を守っている
    5. 離婚後もフラットな関係を築いている
  3. 離婚から復縁までの期間
    1. 子供がいるケース
    2. 離婚から再婚までの期間が空いているケース
    3. 職場や親族に報告が必要なケース
    4. 離婚原因が解消していることが重要
  4. 離婚後の復縁を成功させるには
    1. 離婚相手といつでも連絡できる関係を築いておくこと
    2. 離婚原因を解消しておくこと
    3. 自分や相手の家族との関係を良好にしておくこと
    4. 子供の同意を得ておくこと
    5. 離婚相手の変化を受け入れること
  5. 離婚後に復縁する際に考えること
    1. 再度離婚する可能性がある
    2. 離婚相手は自分にとって本当に必要か
  6. 離婚後に復縁を考えるくらいなら離婚前に関係修復を図ろう
  7. まとめ

離婚後に復縁を考えるきっかけとは

離婚を決めるのは簡単ではありません。さまざまな葛藤のなかで離婚にいたったはずです。

しかし、実際に離婚してから相手の大切さに気付くことや、自身が未熟であったことなどに互いに気付くこともあります。

離婚したあとに復縁をした夫婦がどういったきっかけで復縁を考えるようになるのでしょうか。

子供

離婚から復縁を考えるきっかけで多いものに子供があります。

子供が小さいほど離婚しても面会や子供を通して夫婦が繋がっていることが多いものです。

夫婦が離婚後も顔を合わせたり、連絡を取る機会も多いため、時間とともに離婚原因やわだかまりが消えることもあるでしょう。

また、離婚で一旦距離をおくことで家族の大切さや絆などにも気付き、復縁にいたるケースもあります。

ただし、復縁する夫婦は子供の年齢が小さいことが多く、中高生など子供の年齢が大きくなるほど復縁は少ない傾向です。

経済的に苦しい

離婚をすれば自分で収入を得て生活をする必要があります。

子供がいれば年齢が上がるにつれて学費や生活費、小遣いなど必要になる金額は増えていきます。

また、子供が小さい場合は正社員で働くことが難しく、パートや時短勤務など、収入も不安定になることもあるでしょう。

離婚後に経済的に苦しくなったことで元配偶者の経済力が魅力に感じることもあるようです。

孤独を感じた

離婚をして一人になったときに、ふと孤独や寂しさを感じる瞬間があるはずです。

もちろん離婚理由によっては、離婚して一人になってからのほうが幸せだと感じる人もいるでしょう。

しかし、忙しい毎日のなかで仕事から帰ってきたとき、家族や子供が家にいない状況に強く寂しさを感じて復縁したいと考える人もいるようです。

未練がある

「パートナーのことを嫌いになって離婚をしたわけではない」という場合など、離婚した相手に未練が残っているケースもあるでしょう。

特に金銭問題などで仕方なく離婚することになった場合、離婚したものの「やっぱり相手のことを支えたい」と思って復縁する人もいるようです。

また、離婚原因となった問題が解決した場合も「復縁したい」と考えることもあります。

離婚後に復縁しやすい夫婦の特徴

離婚後に復縁しやすい夫婦の特徴

離婚から復縁を考えることはあっても、実際に復縁するかどうかは慎重に考えましょう。

実際、どういった夫婦が離婚から復縁しやすいのでしょうか。

勢いで離婚して後悔している

喧嘩が原因で離婚する夫婦も多いです。

なかには、長年、頻繁に喧嘩が行われていたわけではなく、一時的に喧嘩してしまい離婚した場合もあるでしょう。

本来であれば、実家に帰るなど冷却期間を置いてから離婚についてじっくり考えるべきですが、感情的になり、喧嘩した勢いのまま離婚してしまうと後悔に繋がります。

後日、冷静になったときに、お互いに復縁したいと考えるようになるようです。

離婚の原因が解消した

離婚原因が解消されれば、復縁できる可能性があります。

性格の不一致やDVが原因であれば改善は難しいですが、ギャンブル癖や借金、一時的な浮気など問題となっていたことが「本当に」改善され、相手もそれ以外の理由で離婚を望んでいなければ修復できるでしょう。

ただし、「また改善しても繰り返すのでは」と心配が残る場合は修復までに時間がかかります。

夫婦それぞれが子供を大切に思っている

夫婦に子供がいて、どちらも子供を大切に思っていれば連絡を取ったり、顔を合わせたりする機会は多いものです。

そうすれば、時間とともにわだかまりが消えて復縁できる可能性もあります。

また、子供が復縁を強く望んでいる場合にも復縁できる可能性は高いと言えるでしょう。

離婚条件を守っている

養育費や子供との面会交流の頻度など離婚条件を守ることは大切です。

離婚条件をしっかり守っていれば、誠実さが相手に伝わるため復縁できる可能性も高まります。

離婚後もフラットな関係を築いている

離婚してからも互いの言い分は受け止め、改善すべき点は改善し、冷静に話ができる程度の関係を築けていれば離婚後の関係も良好に維持できるはずです。

お互いにフラットな関係であれば「復縁してもやり直せる」と考えられるため、復縁できる可能性があります。

このとき、相手方の両親や親族との関係を良好にしておくことも復縁するためには重要です。

離婚から復縁までの期間

離婚すると、自分達だけではなく互いの家族や友人、子供など多くの人を巻き込むことになります。

そのため、離婚後に復縁するとなると、周囲からの反対や反感を買う可能性もあります。

どれくらいの冷却期間を経て復縁すべきなのでしょうか。

子供がいるケース

子供がいる場合、両親の離婚によって転居や転校によって生活が一変している可能性があります。

また、復縁すれば転居や転校が必要になる場合もあるでしょう。

復縁によって再び生活環境を変えることは、成長途中の子供にとって大きな負担になり兼ねません。

そのため、子供が復縁の環境になれるように少しずつ準備を行い、子供の進学や成長に合わせて復縁時期を検討する必要があります。

離婚から復縁までの冷却期間として、半年から1年は空けておくことをおすすめします。

離婚から再婚までの期間が空いているケース

離婚したあと長期間経ってから復縁を考えるようになった場合、しばらくの間は互いに様子を見る期間を設けるべきでしょう。

離婚後は互いの生活環境が変わっているため、考え方や価値観などが変わっている可能性もあります。

すぐに復縁するのではなく、恋人としての期間を設けてから復縁を考えてみても良いかもしれません。

職場や親族に報告が必要なケース

職場や親戚に復縁を報告しなければならないようなケースでは、最低でも半年以上の冷却期間を置くべきす。

離婚することで巻きこまれた人のなかには、「すぐに復縁して上手くいくのか」と疑念を持ち、反対する人もいるはずです。

周囲の人とも良好な関係を維持したまま復縁したいのであれば、冷却期間を経て十分に説明をし、理解してもらうように努めましょう。

離婚原因が解消していることが重要

復縁をするのではあれば、離婚原因となったことが改善・解消されている必要があります。

離婚原因が改善していない状態で復縁しても、再び同じ過ちを繰り返して離婚してしまう可能性があるからです。

復縁の前には離婚原因が解消されているのかしっかりと見極めましょう。

離婚後の復縁を成功させるには

離婚後の復縁を成功させるには

さまざまな原因や理由があって離婚したとはいえ、やはり復縁したいと自ら考える人もいるでしょう。

離婚した相手にも「復縁したい」と考えてもらうにはどんな努力をすべきなのでしょうか。

離婚後の復縁を成功させるためのポイントを紹介します。

離婚相手といつでも連絡できる関係を築いておくこと

離婚してからも相手といつでも連絡できるような関係を築いておくことで復縁の可能性は高まります。

電話やメールなどに応答があるのであれば、相手も憎んで離婚したわけではないことが分かります。

復縁を望むのであれば、相手と新たに関係が築けるように気軽に連絡を取れる関係性を築きましょう。

離婚原因を解消しておくこと

復縁を望むのであれば、まずは離婚原因について考え直す必要があります。

根本的な原因が改善されていなければ相手は復縁を望まないでしょうし、復縁できたとしても上手くいきません。

自身に問題があった場合には復縁を望む前にしっかりと解消しておきましょう。

そして、お互いにしっかりと話し合って理解を深め、良好な関係が築けるようであれば復縁が見込めます。

自分や相手の家族との関係を良好にしておくこと

復縁には互いの家族との関係性が障害になる可能性があります。

復縁したいと思っても、互いの両親が復縁に反対する可能性もあるので、復縁前にできるだけ良好な関係を築いておくべきと言えます。

また、子供が両親の復縁を望んでいる場合は互いの家族も協力してくれるかもしれません。

子供の同意を得ておくこと

子供がいる場合には、子供の気持ちを優先して考えることが重要です。

両親の離婚で子供が傷ついていることも多く、復縁したからといって元通りになるわけでもありません。

両親の離婚や復縁は子供の成長に大きな影響を与えるため、子供の気持ちに配慮し、様子を見ながら同意を得るようにしましょう。

離婚相手の変化を受け入れること

離婚で離れている間、相手の生活環境や気持ち、人間関係など何かしらの変化があるはずです。

復縁を考えるなら、そういった変化を受け入れ、相手にも現在の自分を受け入れてもらわなければなりません。

互いに新しい一面が見られることもあると思いますが、それも含めてお互いに受け入れる姿勢があれば復縁しても上手くいくはずです。

離婚後に復縁する際に考えること

離婚後に元配偶者との復縁を考えるのであれば、復縁を決める前に考えるべきことがあります。

再度離婚する可能性がある

一度離婚をしているということは、離婚にいたった理由があるはずです。

そのため、離婚原因が改善されていなければ、再び離婚になってしまう可能性があります。

また、もし原因が改善されていたとしても、周囲からの理解が得られないことも多いです。

そういったリスクも考えたうえで、一緒にいたいのであれば復縁に踏み切っても良いと言えるでしょう。

離婚相手は自分にとって本当に必要か

復縁する前に、もう一度冷静になって相手が自分にとって必要なのか考えてみましょう。一時的な感情や孤独から復縁しても上手くはいきません。

再婚は焦ってするものではありません。

自分だけではなく子供や家族のことも考えて判断できているか、将来ずっと一緒にいたいと思えるのかなど、考え直す時間を設けることも大切です。

離婚後に復縁を考えるくらいなら離婚前に関係修復を図ろう

離婚してから復縁する夫婦もいますが、それほど多くはありません。

現在、離婚問題を抱えている状態であれば、離婚後に復縁を考えなくてもいいように離婚前に関係修復を図ることが重要です。

まずは離婚問題に発展した原因を明確にし、互いに改善すべき点を改善しましょう。

相手ばかりを責めず、相手の言い分を聞いて受け止めることも大切です。

離婚後の復縁より離婚前の関係修復に努めましょう。

まとめ

離婚後に復縁することは不可能ではありません。ただし、さまざまなリスクを考えたうえで慌てず、じっくりと進めなければなりません。

復縁で幸せになるためにも、冷却期間を十分に置き、少しずつ慎重に相手との関係を発展させていきましょう。

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