不倫発覚後は再構築か?離婚か?夫の裏切りで待ち受ける苦しみと乗り越え方。

不貞行為
不倫発覚後は再構築か?離婚か?夫の裏切りで待ち受ける苦しみと乗り越え方。
いくら夫婦であっても、一度失った信頼関係を元に戻すのは簡単ではありません。

夫の不倫が発覚した後、妻は夫への信頼を失い、夫婦としての今後を見直すことになります。
交際しているだけのカップルとは違い、子供のこと、親族のこと、世間体もあり、簡単に離婚を選ぶこともできません。

不倫発覚後の再構築は、長い時間をかけて、さまざまな感情と向き合いながら乗り越える必要があります。
この記事では、夫の不倫が発覚した後、妻が抱える苦悩や再構築に向けた覚悟などを解説します。
目次
  1. 夫の不倫発覚後に妻が陥る苦悩とは?
    1. 自分の存在を否定された気になる
    2. 不倫の現場や証拠がトラウマになって眠れない
    3. 親や友人にも相談できない
    4. 相手の女性に対して憎悪が消えない
    5. 鬱になってしまうことがある
  2. 不倫発覚後、「再構築」に向けての覚悟と乗り越え方
    1. 再構築を選んだら覚悟すること
    2. 不倫を乗り越えるためにすべきこと
  3. 夫婦だけで再構築が難しい場合は第三者機関へ
    1. 夫婦カウンセラーに相談する
    2. 夫婦関係調整調停を開く
  4. 不倫発覚後の再構築が難しいケース
    1. 夫からモラハラやDVを受けている
    2. 何度も不倫を繰り返している
    3. 夫婦に愛情がなく、ストレスの原因になっている
    4. 夫が離婚を希望している
  5. 不倫発覚後の「離婚」に向けてすべきこと
    1. 不倫の証拠を集める
    2. 預貯金やその他財産を把握しておく
    3. 正社員など安定的な収入を得られる仕事を探す
    4. 子供の親権・養育費の請求準備をする
  6. 離婚の準備ができたら弁護士に相談を
  7. まとめ

夫の不倫発覚後に妻が陥る苦悩とは?

夫に不倫をされても、離婚をせず家族として生活している夫婦はたくさんいます。
表面上は幸せそうに見えても、そこに至るまでの葛藤は激しいものだったはずです。

信頼している夫の裏切りに直面した妻は、どのような苦悩を抱えるのでしょうか。

自分の存在を否定された気になる

愛し合って結婚し、夫に尽くしてきた女性にとって、不倫は自分の存在を否定されたような気になります。

本来は不倫をした夫が悪いのですが、「自分が歳を取ったから」「自分がキレイじゃないから」「自分がダメな妻だから」と、自分の欠点ばかりに目を向けてしまうのです。

妻としてだけでなく、父親を不倫に走らせた不甲斐ない母としても自分を責め、アイデンティティーを喪失したような気持ちになります。

不倫の現場や証拠がトラウマになって眠れない

夫の不倫現場に出くわした。
写真やメッセージなどで決定的な証拠を目にした。

決定的な事実を目にしたら、そればかりが脳裏に浮かび、何をしていても忘れることができません。
「なぜ夫は不倫をしたのだろう?」「自分より不倫相手が好きなのだろうか?」「これからどうすれば良いのだろう?」と、不安が募るのです。

夫の不倫発覚後、多くの女性が不眠状態に陥っています。
うたた寝をしていても悪夢を見て目が覚め、また眠れなくなり、睡眠不足により衰弱してしまうのです。

親や友人にも相談できない

ちょっとした夫婦喧嘩であれば、誰かに愚痴るのは簡単です。
しかし、夫に不倫されたというのは親や友人にも言い出しにくいものです。

不倫発覚後、妻は自信をなくします。
“夫に裏切られた妻”“夫に愛されていない妻”という気持ちが羞恥心にも変わります。

それを他人に話すと、可哀相な人だと思われるのではないか?陰で笑いものにされるのではないか?と不安になってしまいます。

一人で抱え込むには辛過ぎて誰かに話したいけど、誰にも話せない。
そんな状況がまた自分を追い込んでしまうのです。

相手の女性に対して憎悪が消えない

「相手の女が夫を誘ったから不倫をした」「相手の女が断れば不倫は始まらなかった」など、相手女性に対して憎しみを持ってしまいます。

自分はこんなに苦しんでいるのに、相手の女性は夫との不倫を楽しんでいた。
不倫の事実が忘れられないのと同じように、たとえ夫が戻ってきたとしても憎悪が消えず、何か仕返しをしたいと悶々と過ごすことがあります。

「女性を呼び出して暴言を浴びせたい!」「女性の両親や職場に不倫の事実をバラしたい!」
そんな衝動と戦いながら過ごしている人も多く、実際に行動に出てしまう人もいます。

鬱になってしまうことがある

まともに食事や睡眠が取れず、不安や憎悪に支配されると、体だけでなく心も弱っていきます。

いくら夫が反省の弁を述べても、不倫相手と別れていても、心から信用することができなくなるのです。
猜疑心が消えず、執拗に夫を責める自分にも嫌気がさし、感情のコントロールも効かなくなります。

そのうち「価値のない自分は消えてしまいたい」「このまま生きるより死んだ方が楽になる」と鬱状態に陥ってしまうのです。

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不倫発覚後、「再構築」に向けての覚悟と乗り越え方

不倫発覚後、「再構築」に向けての覚悟と乗り越え方
夫の不倫に直面した妻は、地獄のような苦しみを味わうこともあります。
それでも夫に愛情がある、子供のためにやり直したいと「再構築」を選ぶのであれば、強い気持ちと覚悟を持ちましょう。

再構築を選んだら覚悟すること

再構築を成功させるためには、焦りを捨て、お互いを受容し合うことがポイントになります。
以下で詳しく見ていきましょう。

一度壊れた関係を修復するのは簡単ではない

不倫をした側は関係を解消し、妻に許してもらえたらアッサリと元に戻るかもしれません。
しかし、不倫をされた方はそうはいきません。

不倫の事実が消えることはなく、苦しみが一瞬でなくなることもありません。
大きなケガが完治するまでには長い時間がかかります。
再構築も同じように、ゆっくりと急がず心を癒していかなければなりません。

許そうと思ったのに、悲しみや怒りが再燃するのも当たり前です。
そうなったとしても自分を責めず、そんな自分も受け入れるようにしましょう。

許せない気持ちを一生引きずることもある

許すことが再構築ではありません。
自分の悲しい気持ち、不安な気持ち、怒りを夫に訴えても良いのです。
もしかしたら、不倫したことは一生許せず、ふとした時に思い出すこともあるでしょう。

不倫発覚後、最も辛いのは「自信の喪失」だったはずです。
元の自分を取り戻すためにも、夫に自分の感情を受け入れてもらうことが再構築の第一歩です。

不倫を乗り越えるためにすべきこと

再構築をする覚悟を決めたら、ここからが夫婦再生のスタートです。
過去に固執せず、明るい未来を手に入れるためには以下のような努力をしてください。

不倫の話題はなるべく控える

一度感情をぶつけて、お互い受け入れ合えるようになったら、ここからは不倫の話題はなるべく控えましょう。
もちろん夫に不倫をされたことは忘れられないでしょうし、許せなくても構いません。

しかし、やり直しを決めたらどこかで線引きは必要です。

過去の不倫を度々責められては、反省している夫も辛くなります。
完全に信用するのは難しいでしょうが、再構築は信頼関係の回復です。

「また不倫するかも」と思ったとしても心に留め、「あなたを信用している」と伝え続けましょう。

相手の女性に連絡を入れない

相手の女性に一言言ってやりたい!と思うのは当然です。
ですが、それをすると夫婦関係が拗れてしまいます。

いつまでも不倫に固執し、別れた相手にまで連絡を入れているとなると、夫はうんざりしてしまいます。

再構築は夫婦2人だけで行うもの。
もう相手女性は2人にとって無関係なのです。
夫と向き合うことにだけに集中し、別れた女性のことは忘れるようにしましょう。

夫婦の時間を作る

結婚して子供ができると、女性は育児に追われてしまいます。
子供のことで手一杯になってしまい、夫との時間を取れていなかったということもあるでしょう。

家庭の基盤は、夫婦です。
この関係が壊れてしまえば、不倫に走ったり、家庭を顧みない行動を取るようになります。

子供が小さくて2人での外出が難しい場合は、晩酌を一緒にしたり、映画を観るなど、夫婦の時間を作るようにしましょう。

セックスを拒否しない

夫婦がセックスレスであると、どちらかが不倫をする可能性は高いと言われています。
結婚生活が長くなると、妻がセックスを拒むことが多く、断られ続けた夫は心が折れてしまいます。

何年経っても夫婦のスキンシップは大切です。
夫がまた不倫に走ってしまわないよう、妻はできるだけ応じるようにしてください。

二度と不倫をしないという誓約書を書いてもらう

不倫の誓約書を夫に書いてもらうことで、二度目の抑止になります。
次不倫が発覚したときにどうするかなど、離婚や慰謝料を含めた条件を記載することで、事の重大性や妻の本気度を伝えることができます。

夫によっては「こんなに反省しているのに誓約書も書かせるなんて!」と憤ることも考えられます。
100%信用できるから大丈夫だと思う人は必要ありませんが、不倫が初めてではない場合や反省の色が見られない場合は、誓約書を書いてもらうのはひとつの手でしょう。

夫婦だけで再構築が難しい場合は第三者機関へ

夫婦だけで再構築が難しい場合は第三者機関へ
いろいろ試してみても、再構築がうまく進まないこともあります。
夫婦だけでは限界だと感じたら、ぜひ第三者機関に相談してください。

夫婦カウンセラーに相談する

話し合いを持つ中で、夫婦だけでは感情的になって話が進展しないことがあります。
関係性が悪化しては再構築どころではなくなるので、専門のカウンセラーに頼ってみるのも良いでしょう。

夫婦カウンセラーは、離婚問題や夫婦関係を改善するためのサポートをしてくれます。
第三者が介入することで、冷静に話し合いができ、新たな気付きを得られることがあります。

自分の意見だけが正しいわけじゃなかった、新たな視点や発想を得て考え方が変わったなど、効果を実感している夫婦がたくさんいます。

夫婦関係調整調停を開く

調停は離婚だけでなく、夫婦が円満な状態に戻るための調整もしてくれます。
これを夫婦関係調整調停と呼び、円満調停とも言われています。

調停委員や裁判官が、夫婦が不仲になった理由、今後どうしていきたいかをそれぞれから聴取し、解決の糸口を探っていきます。

調停が成立したら、話し合った内容が調停調書として作成されます。
内容が守られない場合は、裁判所からの履行勧告、または離婚調停を開くことができます。

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不倫発覚後の再構築が難しいケース

残念ながら再構築が難しいケースがあります。
もちろん、離婚する・しないは夫婦で決めることですが、以下のような状況の場合難しくなる傾向にあります。

夫からモラハラやDVを受けている

モラハラやDVを受けている場合、不倫問題が解決したとしても、夫婦関係の改善は望めません。
再構築のために…と我慢すればするほど、相手の暴言・暴力はエスカレートする可能性があります。

何度も不倫を繰り返している

一度ならまだしも、二度も三度も不倫を繰り返しているなら、妻への罪悪感がない証拠です。
本当に妻が大切であれば、同じ過ちは繰り返さないはずです。

夫婦は双方の思いやりと受容が大事です。
不倫が発覚した後の妻の苦しみを知った夫であれば、そう簡単に繰り返すはずがありません。

夫婦に愛情がなく、ストレスの原因になっている

いくら他人がひどい夫だと言っても、愛情があるうちは再構築も可能でしょう。
しかし、不倫をされても悲しみや怒りもなく、帰ってこられると逆にストレスを感じるようでは、既に夫婦関係が破綻していると思われます。

夫が離婚を希望している

不倫相手と一緒になりたい。妻に愛情がない。
そのような理由で夫が離婚を希望している場合も難しいでしょう。

配偶者以外と肉体関係を持つことは、民法上の不貞行為とみなされ、離婚事由に該当します。
不貞行為をした人は有責配偶者となり、原則自分から離婚請求はできません。
よって、妻は夫の離婚請求を拒否することも可能です。

しかし、不倫をして離婚を希望する夫と一緒にいても幸せになれるでしょうか?
もちろん決断は自由ですが、関係修復は困難を極めるでしょう。

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不倫発覚後の「離婚」に向けてすべきこと

再構築が上手くいかず、離婚を選ぶこともあるでしょう。
夫の不倫で離婚するなら、しっかりと準備をし、損をしないように進めましょう。

不倫の証拠を集める

不倫による離婚を有利に進めるには、証拠は必要不可欠です。
不倫相手と肉体関係があったという確実な証拠(写真、動画、メッセージ、ラブホテルの領収書など)があれば良いでしょう。

証拠に不安がある場合は弁護士に相談するか、探偵に依頼して確実な証拠を押さえてもらうのもおすすめです。

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預貯金やその他財産を把握しておく

結婚してから築いた財産は夫婦共有のものです。
離婚となった場合は、財産分与として1/2ずつ分け合うことになります。

預貯金はもちろん、住宅を購入している場合は家も対象です。
その他、家具・家電・車なども話し合って誰が何を持って行くか決めなければなりません。

家庭によっては夫が財産を管理している場合もあるので、離婚を決めたのなら事前に把握しておくようにしましょう。

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正社員など安定的な収入を得られる仕事を探す

離婚を決めたら、今後の生活を考えなければなりません。
今住んでいる家から出る場合、住む場所を確保し、暮らせるようにしておかなくてはいけません。

収入の確保は必須なので、ずっと専業主婦をしていたりパート勤めであるなら、正社員など安定的な収入を得られる仕事を探してみましょう。

すぐに見つけるのは難しいので、離婚をする数ヶ月前から就職活動をし、ある程度の生活費を持って出られる準備をしてください。

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子供の親権・養育費の請求準備をする

子供がいる場合、夫か妻どちらかが親権を持つことになります。
自分で子供を育てたい場合は、親権を主張し、養育費を請求するようにしましょう。

養育費の相場は、裁判所の「養育費・婚姻費用算定表」でご確認ください。

養育費は子供を育てるための必要なお金です。
決して夫の言い値や適当な額で決めるのではなく、相場を確認しておきましょう。

参考:養育費・婚姻費用算定表

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離婚後に親権を獲得するには!獲得するためにすべきことをまとめました。

離婚の準備ができたら弁護士に相談を

不倫の証拠、財産の把握、生活費の確保、親権・養育費の請求準備が整ったら、弁護士に相談しましょう。

夫と冷静に話し合いができ、条件面でも合意ができれば必要ありませんが、法律的知識が不足していると損をする可能性もあります。

離婚後も条件の見直しは可能ですが、夫が話し合いに応じない、見直しを受け入れないことも考えられます。
そうなると、調停を開くなど手間と労力とお金がかかってしまいます。

このような状況を避けるためにも、離婚前に弁護士に相談し、自分が得られる適正な権利と進め方をアドバイスしてもらいましょう。

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不倫問題に強い弁護士の選び方|弁護士に依頼をするメリットは?

まとめ

夫の不倫発覚後、妻は自信をなくし、精神的な苦しみと闘うことになります。
不倫はそれほど人の心を深く傷つけてしまう行為なのです。

しかし、夫との再構築を選ぶ女性は少なくありません。
何とかもう一度幸せな家庭を取り戻したいという気持ちが強いのです。

子供がいれば再構築は望ましいですが、努力をしても上手くいかないこともあります。
これ以上手立てがないと離婚を視野に入れる際は、弁護士にご相談ください。

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