不倫のすえ略奪愛を選んだ人を待ち受けるリスクとは
現在、恋愛中だという人のなかには彼氏(彼女)が既婚者だという人もいるかもしれません。軽い気持ちで不倫をしたつもりが、のめり込んでしまい「不倫相手をパートナーから奪いたい」と思うこともあるでしょう。
不倫はそれだけでも問題になりますが、略奪愛を選ぶとなるとさまざまなリスクが待ち受けています。
この記事では、不倫から略奪愛に進んだ人に待ち受けるリスクや、略奪愛が成就したあとの生活はどうなるのかについて解説します。
- 目次
略奪愛とは
略奪愛とは、交際相手や配偶者のいる人を奪い取ることです。
一見、「浮気や不倫と何が違うの?」と思うかもしれません。明確な定義があるわけではありませんが、浮気は「交際相手や配偶者のいる人がパートナー以外の異性と恋愛関係になること」をいいます。一方、不倫は「既婚者が配偶者以外の異性と性的な関係を持つこと」を意味します。
浮気も不倫もパートナーがいるにも関わらず、ほかの異性と「同時並行で」関係を持ちます。つまり、浮気(不倫)相手が1人のケースであれば二股ということになります。
一方、略奪愛は交際相手や配偶者のいる人に対し、パートナーと別れさせたうえで奪い取るという違いがあります。
略奪愛は誰かを不幸にする行為
不倫(浮気)ももちろん不倫(浮気)相手のパートナーを傷つけますが、不倫による略奪愛は不倫相手の家庭を壊し、不倫相手の奥(旦那)さんや子供を不幸にする行為です。また、あなたにも配偶者がいる場合、略奪愛は自分の家庭を壊す行為でもあります。
もし、不倫相手にのめり込み、「奥(旦那)さんと別れて自分と結婚してもらいたい」と考えているなら、このことをしっかりと頭に入れておきましょう。
略奪愛を選んだ人が受ける制裁とは
不倫のすえの略奪愛は誰かを不幸にする行為です。そのため、略奪愛を選んだ人は、さまざまな制裁を受けることになります。
略奪愛は家庭を崩壊させる
前述のように、不倫のすえに略奪愛を選ぶと不倫相手の家庭は崩壊します。また、あなたにも配偶者がいる場合はあなたの家庭も崩壊します。
「話せばわかってくれる」「家族も私たちの愛を理解してくれる」そんなふうに考えているなら大間違いです。あなたが「話せばわかってくれる」「私たちのことを理解してくれる」と思えるのは、それまで不倫相手やあなたが家族を大切に思い、愛情を注いでいたからにほかなりません。その関係を自ら破壊しようとする人に対して家族が理解を示すはずがありません。
略奪愛によって慰謝料を請求される
不倫のすえ略奪愛を選べば、不倫相手の妻(夫)からは確実に慰謝料を請求されるでしょう。また、あなたが既婚者の場合、自分の配偶者からも慰謝料を請求される可能性があります。
慰謝料金額は100~300万円程度が相場ですが、場合によっては500万円程度になることもあります。
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ダブル不倫(W不倫)で慰謝料を獲得する方法。慰謝料請求に意味がないことも?
略奪愛は社会や職場の評価を下げる
もし、不倫が社内不倫や職場不倫であれば、不倫が発覚することで降格などの処分を受けることもあります。また、状況によっては会社に居づらくなって退職せざるを得なくなるケースもあります。
まして、略奪愛を選んだという場合は退職を迫られる可能性が高くなります。仮に退職を免れたとしても、「あなたと不倫相手は道義的でない」と職場や社会からみなされ、軽蔑される可能性が高くなります。
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略奪愛によって親族や友人から軽蔑される
略奪愛を選んだ場合、家族や職場だけでなく、友人や親族、近所の人からも軽蔑される可能性があります。このように、略奪愛は親しい人と疎遠になり、孤独を感じて生きることになるのです。
略奪に成功したら幸せになれるのか
不倫のすえに略奪愛を選んだ人が待ち受ける制裁について説明しました。
「どんな困難も怖くない!彼(彼女)と幸せになるためなら、いばらの道も越えていける!」
そう思ったあなた。不倫のすえに略奪愛を選んだら本当に幸せな人生を送れると思っていますか?
略奪愛を成就したあと、本当に幸せになれるのか、以下で詳しく見ていきます。
略奪に成功したとしても罪悪感がつきまとう
不倫相手を略奪することに成功したとしても、あなたは「相手の家庭を壊してしまった」という罪悪感を一生背負って生きていくことになります。
場合によって、略奪されたショックで不倫相手の奥(旦那)さんが自殺したり、精神的に病んでしまうことだってあります。また、略奪愛で家庭が壊れたことによって、不倫相手と元配偶者の間の子供も心に深い傷を負うことになります。
略奪愛が成就した結果、2人の間に子供が生まれることもあるでしょう。子供も物心が付いてくると、「どうして自分の家は親族と付き合いがないのか」と疑問に感じることもあるでしょう。
「あなたたち夫婦が略奪愛のすえの再婚である」という噂は意外と広まるものです。「あそこは略奪婚よ」などと近所で噂されれば、友だちの家に遊びに行ったときなどに子供の耳に入ることもあります。また、子供というのは素直な反面、残酷さも持ち合わせています。そのため、子供が「略奪愛で生まれた子」と言われたり、友だちからいじめられることもあります。
また、不倫相手と元配偶者との間に子供がいる場合、法律上、その子供には不倫相手の遺産を相続する権利があります。そのため、不倫相手が死亡したとき、あなたと不倫相手の間に生まれた子供は、元配偶者と不倫相手の間に生まれた子供と遺産相続の話し合いをしなければならないケースもあります。このように、略奪愛は自分たち夫婦だけでなく、子供たちにも影響がおよぶ問題なのです。
愛する人を手に入れた喜びが大きいのは最初だけ。時間が経てば喜びの感情は収まる一方、罪悪感や後悔、自責の念は強くなるのです。
略奪愛の事実をSNSやネットで拡散される可能性も
最近はネットやSNSが発達しています。配偶者を略奪された人は不倫相手やあなたのしたことを暴露したり、SNSで拡散したりする可能性もあります。
後述しますが、略奪愛によって壊された家庭は経済的に苦しくなるケースも少なくありません。つまり、不倫相手と元配偶者の間に生まれた子供は、略奪愛により、夢を諦めるなど辛い人生を歩まなければならないこともあるのです。
離婚された元配偶者が略奪愛の事実を子供に隠していたとしても、子供はSNSやネット、噂などで「自分の親が略奪愛によって家族を捨てた」という事実を知ることがあります。「親はあの女(男)のために家族を捨てた。そのせいで自分はこんな辛い人生を送ることになった。こんな目にあったのは、あの女(男)のせいだ!」とあなたや不倫相手を恨んだり、略奪愛の事実をSNSなどで暴露する可能性もあります。
略奪愛のすえの結婚(再婚)は家計が苦しくなる可能性がある
再婚をする場合、再婚相手が元配偶者の間の子供の養育費や住宅ローンの支払いを抱えている可能性もあります。また、再婚相手が離婚原因を作った場合は慰謝料の支払いもあります。特に、略奪愛は離婚しないケースと比べて離婚が伴う分だけ慰謝料が高額になる可能性があります。
つまり、略奪愛が成就して結婚できたとしても、最初から2人で負債を背負っていく必要が出てくるのです。
さらに、略奪愛は降格や職を失うこともあるため、収入が減って家計が苦しくなる可能性があります。
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浮気・不倫相手だけに慰謝料請求したい!離婚せず高額な慰謝料を請求する方法
略奪後の結婚(再婚)は破綻しやすい
「浮気をした人はまた浮気する」という言葉を聞いたことがありませんか?実は浮気や不倫をする人は浮気を繰り返す可能性があります。
あなたが他人から奪い取った人は「略奪愛に応じた人」です。家庭があるにも関わらず、別の女(男)と不倫をするような人は「そういう人」だということです。そのため、略奪愛は成就しても長続きしない傾向があります。
略奪愛から足を洗うには
略奪愛を選んだ人はさまざまな制裁を受けることになります。略奪愛から足を洗いたいと思ったらどうすれば良いのでしょうか。
略奪愛によるリスクをよく考える
ここまで説明してきたとおり、略奪愛はさまざまなリスクがあります。
これらのリスクを鑑みても不倫相手を略奪する意味はありますか?本当に幸せになると思いますか?その幸せは長く続くと思いますか?今、略奪愛を考えている人は、その恋が実ると思いますか?不倫をして簡単に家庭を捨てる人があなたを幸せにしてくれると思いますか?
不倫相手の子供を妊娠し、結婚せざるを得ないように仕向けようと考えている人もいるでしょう。家庭がありながら不倫して、妊娠をさせるような男があなたの子供を認知し、責任を取るという保証はどこにありますか?
人生には限りがあります。特に「子供を持ちたい」と考えている女性ならなおさらです。子供を妊娠し、健康な子供を産むためにはリミットがあります。無駄な時間が長くなれば、本当の幸せをつかむこともできなくなります。
幸せな結婚につながる恋愛をする
もし、あなたが独身なら、不倫にのめり込んでいる間に婚期を逃してしまう可能性があります。
幸せになれるかわからない相手、誰かを不幸にする相手ではなく、本当に幸せになれる相手を探し、実のある恋愛をしましょう。
不倫以外に夢中になれるものを見つける
不倫はあなたの大切な人生の時間を無駄遣いすることになります。不倫なんかに大切な時間を費やしている場合ではありません。あなたの人生はもっと大切に使うべきです。
仕事でも趣味でもかまいません。不倫以外に無流になれるものを見つけて有効に時間を使いましょう。
それでも略奪愛を選ぶなら弁護士に相談
略奪愛はリスクが大きく、失うものも多いです。ただし、すでに夫婦関係が破綻していたり、不倫から再婚まで期間が空いているといったケースでは、略奪愛であっても幸せになることもあります。
さまざまなリスクを理解し、それでも略奪愛を選ぶと決めた場合は弁護士に相談することが重要です。
不倫のすえの略奪愛では高額な慰謝料を請求されることは免れません。少しでも略奪愛によるダメージを減らし、略奪愛を成就させたいのであれば、弁護士に相談すると良いでしょう。
まとめ
不倫から略奪愛を選んだ人はさまざまな制裁が待ち受けています。
現在不倫をしている人、不倫相手をパートナーから奪いたいと考えている人は、冷静になって、本当に幸せになれるのかどうかしっかりと考えましょう。
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