スマホ離婚|夫(妻)のスマホ依存を理由に離婚できるのか

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スマホ離婚|夫(妻)のスマホ依存を理由に離婚できるのか

スマホ離婚という言葉をご存知でしょうか。

「夫(妻)がスマホばかりいじっている」「スマホに夢中で会話が成立しない」など、夫婦の一方または両方がスマホに依存することで離婚に発展するケースが近年話題になっています。

この記事では、スマホ離婚とはどういうものか、スマホ依存を理由に離婚できるのかについて解説します。

目次
  1. スマホ離婚とは
  2. スマホ離婚にいたる可能性がある行動とは
    1. 一緒にいてもスマホばかりしている
    2. スマホに夢中で家族とのコミュニケーションが取れない
    3. スマホに夢中で家事や育児に協力しない
    4. 食事中もスマホをいじっている
    5. スマホゲームに課金しすぎ
    6. マッチングアプリを使っている
  3. スマホ離婚を防ぐには
    1. 家族と一緒にいるときはスマホを触らないようにする
    2. 週に一度スマホを触らない日を作る
    3. 課金をやめさせる
    4. 夫婦で会話をする時間を作る
    5. 家族の予定を伝えておく
  4. スマホ依存が原因で離婚できるのか
    1. 協議離婚であれば離婚できる
    2. 法定離婚事由があれば離婚できる
  5. スマホ離婚を考えたら弁護士に相談
  6. まとめ

スマホ離婚とは

スマホ離婚とは、夫婦の一方または両方がスマホに依存することで離婚に発展することを指します。

スマホは便利なものですが、使い方によっては夫婦関係に亀裂が入り、離婚にいたるケースもあるのです

スマホ離婚にいたる可能性がある行動とは

スマホ離婚にいたる可能性がある行動にはどのようなものがあるのでしょうか。

一緒にいてもスマホばかりしている

夫婦が一緒にいるにも関わらず、常にスマホを持ち歩いていたり、スマホに夢中になっていたりするケースです。

一緒に暮らしているにも関わらず、スマホばかりいじっているのを見ていると「妻(夫)や家族に興味はないのか」と嫌な気分になるのは当然です

また、ロックをかけるなど、スマホを相手方に見られないようにしていると浮気を疑いたくもなるでしょう。

スマホに夢中で家族とのコミュニケーションが取れない

一緒にいるにも関わらず、スマホに夢中で会話が成立しないというケースもあります。

話しかけても返事がなかったり、上の空だったりということが続くと夫婦の間に溝が生まれてしまいます

また、休日だというのに、スマホばかりいじって子供や家族とコミュニケーションを取ろうとしないことが続くと信頼関係が損なわれる可能性があります。

スマホに夢中で家事や育児に協力しない

スマホに夢中で家事や育児に協力しないケースもあります。

子供の世話を頼まれたにも関わらずスマホに夢中で子供の行動を監視できず、子供がケガをしてしまうこともあるようです

このようなことがあると、ケンカに発展したり、信頼されなくなったりするのも当然でしょう。

食事中もスマホをいじっている

妻(夫)が準備してくれた食事に感謝の気持ちも示さず、スマホをいじってばかりでは、食事を準備した側の気分は悪いでしょう

もちろん、頭では感謝しているつもりかもしれませんが、言葉や態度で示さなければ気持ちは伝わりません。

スマホゲームに課金しすぎ

スマホに依存するきっかけになりやすいと言われるのがスマホゲームです。なかにはスマホゲームにはまり、課金する人もいます。

「自分で稼いだお金だから」「ちょっとだけだから」と課金を続けた結果、家計を圧迫してしまい、離婚に発展することもあるようです

マッチングアプリを使っている

スマホを手放さなくなったからといって必ずしも浮気をしているとは言えません。

しかし、なかには、出会い系サイトやマッチングアプリを使って異性との出会いを探し、浮気を繰り返す人もいます。

家庭を顧みず、スマホで浮気を繰り返していることがわかれば、傷つきますし、気持ちが冷めてしまうのは当然です

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スマホ離婚を防ぐには

スマホ離婚を防ぐには

スマホ離婚を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。離婚に発展する前にできることを紹介します。

家族と一緒にいるときはスマホを触らないようにする

何より、スマホを触らせないことがスマホ離婚の予防につながります。

「スマホをいじっているけど話は聴いているから」「ちゃんと頭に入っているから」 スマホ依存の方のなかにはこう答える人もいます。

しかし、すでに話が噛みあわないことがあったり、上の空だったりしたことがあればその言葉に説得力はありません。

妻(夫)や子供と同じ部屋にいるときはスマホから物理的に距離を置いてもらうようにしましょう

週に一度スマホを触らない日を作る

週に一度、ノースマホデーを作るのも良いでしょう。

「今日はスマホを触らない」と決めることで気持ちの切り替えがしやすくなります。

また、スマホ以外のことに気持ちが向くようになるため、自然とコミュニケーションも生まれやすくなります

課金をやめさせる

スマホゲームで課金をしている場合は、課金をやめさせ、お金がかからない範囲で遊ばせるようにするのも有効です。

スマホゲームは課金することで制限がなくなったり、使えるアイテムが増えたりするため、プレイ時間が増え、悪循環に陥ります。

課金をやめ、一定範囲内で楽しむことでスマホ依存が軽減しやすくなります

夫婦で会話をする時間を作る

スマホに依存する理由が仕事のストレスや妻(夫)の愚痴から回避するためという可能性もあります。

夫婦で会話をする時間を作り、仕事や体調を気遣いながら会話を引き出すようにしてみましょう

このとき、愚痴や文句を言いたい気持ちは抑え、話を聴く姿勢を心がけましょう。

家族の予定を伝えておく

仕事が休みの日に予定がなければ、とりあえずスマホをいじってしまうという人もいます。

数日前から外出する予定を入れたり、家族で過ごしたいと伝えたりしておくことで夫(妻)も心の準備がしやすくなります

スマホ依存が原因で離婚できるのか

スマホ依存が原因で離婚できるのか

対策を講じたものの、状況が改善せず離婚したいと思うこともあるでしょう。

そもそも、スマホ依存を理由に離婚することはできるのでしょうか。

協議離婚であれば離婚できる

当事者同士で話し合い、合意が得られれば、どのような理由であっても離婚できます

一方、夫婦のどちらか一方が離婚に応じない場合はスマホ依存だけが理由で離婚することは困難と言えます。

法定離婚事由があれば離婚できる

話し合いで離婚の合意が得られない場合は調停、裁判へと進むことになります。

調停はあくまで話し合いで合意を図る方法ですが、裁判に進むと民法上の法定離婚事由が必要になります。

なお、法定離婚事由とは以下の5つです。

  • 不貞行為
  • 悪意の遺棄
  • 3年以上の生死不明
  • 回復の見込みがない精神病
  • その他婚姻を継続しがたい重大な事由

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不貞行為がある場合

スマホに依存して不貞行為に発展したという場合は裁判で離婚が認められる可能性があります

ただし、裁判で離婚が認められるには、不貞行為(配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと)があったことを立証できる証拠が必要です。

具体的には以下のようなものが証拠として有効とされています。

  • ラブホテルに2人で出入りする写真や動画
  • 2人で使ったことが記載されているラブホテルの領収書
  • 不貞行為を認める音声 など

このほか、単体では立証が難しいものでも組み合わせることで不貞行為を立証できるものもあります。

どのような証拠があれば不貞行為が認められるかについては弁護士にお問い合わせください。

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意図的に夫婦の義務を果たさない場合

婚姻中は以下の3つの民法上の義務を負うことになります。(民法752条)

  • 同居義務
  • 扶助義務
  • 協力義務

法定離婚事由の1つである「悪意の遺棄」とは、正当な理由なく、これらの夫婦の義務を履行しないことを言います。

上記3つの夫婦の義務のうち、スマホ依存で問題となりうるのは、「扶助義務」になります。

扶助義務とは「夫婦の一方が扶助を必要とする状態に陥った場合、もう一方が自分と同等の生活を送ることができるよう援助しなければならない」ということです。

スマホゲームに課金をして生活費を渡さないケースや生活費を使い込んでしまうケースでは扶助義務に違反する可能性があります。

また、スマホに依存することで家事や育児などに非協力である場合も協力義務に違反する可能性があります。

ただし、いずれの場合も「悪意」の存在が必要です。

悪意とは「『生活を圧迫することがわかっていた』にも関わらず課金をしていた」などのケースが該当します。

どのようなケースが該当するかは弁護士にご相談ください。

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婚姻関係が破綻している場合

スマホ依存がきっかけで夫婦関係が冷え切ってしまい、これ以上婚姻関係を続けられないと判断されるような場合も裁判で離婚が認められる場合があります。

どのような場合に婚姻関係が破綻していると認められるかについてはケースバイケースです。

詳しくは弁護士にお問い合わせください。

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スマホ離婚を考えたら弁護士に相談

話し合いで合意が得られない場合、スマホ依存だけを理由に離婚するのは難しいのが現実です。

しかし、状況によっては婚姻関係が破綻しているなど離婚理由として認められる場合もあります

また、離婚に応じてくれた場合も、親権や財産分与、養育費など決めなければならないことがたくさんあります。

この場合も弁護士に依頼することで不利益を回避しながらスムーズに交渉してもらえます。

まとめ

スマホ依存が進行することで離婚に発展することがあります。

まずは、ここで紹介した対処法を試し、離婚を回避する努力をしてみましょう。

それでも状況が改善されない場合は離婚を視野に入れても良いかもしれません。

スマホ依存だけでは離婚は認められにくいため、一度弁護士に相談することをおすすめします。

当サイト「離婚弁護士相談リンク」は離婚問題に強い弁護士を厳選して掲載しています。ぜひお役立てください。

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