男(女)心、わかってる?男女で違う離婚を考える瞬間と離婚理由。

基礎知識
男(女)心、わかってる?男女で違う離婚を考える瞬間と離婚理由。

統計局が2016年に行った調査によると、日本人の離婚率は2002年に2.30%というピークをむかえ、徐々に減少傾向にあります。それでも2016年には21万6,798組の夫婦が離婚しており、離婚率は1.73%というデータが出ています。

こんなにも多くの夫婦が離婚している背景には、男女それぞれ異なった「離婚を考える瞬間」があるのです。今回は、夫婦それぞれが思う離婚したい理由について紹介します。

目次
  1. 離婚を希望するのは妻側のほうが多い
  2. 夫が「離婚したい」と思う理由
    1. 価値観の違い
    2. 人生観の違い
    3. 金銭感覚の違い
  3. 妻が「離婚したい」と思う理由
    1. 夫が育児に協力的でない
    2. 夫に借金がある
    3. 夫が家事に協力的でない
  4. 離婚を考えたときにすべきこと
    1. 本当に離婚すべきか周りに相談する
    2. 子どもがいる場合は子どもの将来を考えた決断を
    3. 夫あるいは妻の問題行動を記録しておく
    4. 夫婦間の財産を把握する
  5. 離婚したい場合は弁護士に相談を
  6. まとめ

離婚を希望するのは妻側のほうが多い

株式会社リクルートマーケティングパートナーズが20代~60代の男女20,000人を対象に平成28年に行った離婚に関する調査があります。

これによると、「離婚を希望していたのはどちらか」という質問において、男性(夫)が離婚を希望していたのが全体の29.2%であるのに対し、女性(妻)が離婚を希望していたのは全体の64.4%でした。

つまり、離婚したいという気持ちを行動に起こし、離婚を希望するのは、圧倒的に妻側であることが多いということになります。この背景には、女性特有の離婚理由があるのではないでしょうか。

男女別の離婚理由の詳細について解説していきます。

参考:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ「離婚に関する調査2016

夫が「離婚したい」と思う理由

夫側の離婚理由は、一般的な離婚理由でも常にトップにきているような理由が目立ちます。

価値観の違い

義家族との付き合い方、実家との距離、服や食べ物などの趣味趣向など、価値観が合わない人と同じ家で暮らすのは辛いものです。

嫁に来たはずなのに実家に頼ってばかりの妻に違和感を持つ夫は多く、義実家との付き合い方に悩んだ挙句、妻と離婚することになる人もいます

人生観の違い

この離婚理由の中でも多いのが「子どもをつくるかつくらないか」という問題です。

結婚当初にあいまいにしたままだった夫婦は、いざその時期を迎えると、夫婦だけで暮らしたいという側と子どもをつくりたいという側で争いになってしまうことが多いのです。

金銭感覚の違い

夫婦の双方で意外に多いのが金銭感覚の違いです。

月給に対して「妻の服飾費が高い」「食費をもっと安く抑えられるはずだ」「俺のランチは500円なのに妻は1,000円のランチを楽しんでいる」など、大きな買い物から小さな買い物まで、お金についての考え方は十分な離婚理由になるのです。

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妻が「離婚したい」と思う理由

妻側の離婚理由も、上位は夫とほぼ同じく、金銭感覚の違い、人生観の違い、性格の違いがトップに来ています。しかし、妻と夫の間で著しい差がある離婚理由があります。

夫が育児に協力的でない

共働きなのに保育園への送迎やお風呂、寝かしつけなどに夫がまったく参加しない場合、妻の不満は目に見えて増えていきます。

専業主婦の場合であっても、休日に子どもをどこにも連れていかず、ゲームやゴルフを楽しむ夫の姿を快く思う妻は非常にまれです。

夫婦ふたりの子どものはずなのに、このように育児に対する姿勢が夫婦間で極端に異なる場合は、妻が強く「離婚したい」と思う理由になります

夫に借金がある

意外にも多いこの離婚理由は、夫がパチンコ・競馬などのギャンブルに生活費を使うなどの問題行動があるようです。夫婦である限り、妻も返済に協力しないわけにはいきません。

自分や子どもの生活費・教育費を削ってまで借金の返済をするくらいなら、離婚を考える人というが多くなっています

夫が家事に協力的でない

女性の社会進出が当たり前になった今、家事を妻まかせにする家庭は減ってきているものの、いまだに家事に協力的ではない夫が多いのも事実です。

妻のほうが帰宅時間が遅いのに、箸を並べるくらいの手伝いもせず、後片付けもしないような夫を見ていれば、婚姻関係にメリットを見出せない女性が増えるのも仕方ありません。

結婚する際に、「食事と掃除は妻」「洗濯と洗い物は夫」というようなルールを作っておけばこのようなことにはなりにくいものの、忙しい生活の中でルール自体がなあなあになり、妻側の不満が爆発することもあります

離婚を考えたときにすべきこと

離婚を考えたときにすべきこと

もしも夫、妻と離婚したいと思ったら、次のようなことを試してみましょう。

本当に離婚すべきか周りに相談する

離婚には結婚よりも多くの労力がかかると言われています。あなたの離婚理由は、本当にその労力に値するのかどうか、誰かに相談してみましょう

相談相手としては、両親、兄弟、友人などが考えられますが、法律に関する専門的知識がある弁護士も相談相手として考えてもよいでしょう。

子どもがいる場合は子どもの将来を考えた決断を

あなたと配偶者の間に子どもがいる場合は、離婚は夫婦だけの問題ではなくなります。子どもの親権、子どもの転校や転居、なによりも子どもの心的ストレスを考えることが大切です。

離婚することによって、子どもの将来にどのような影響を及ぼすのか、現実的に考えておくことをおすすめします。

夫あるいは妻の問題行動を記録しておく

あなたの配偶者が浮気をしている、暴力をふるうなどの問題行動を起こしている場合、その証拠を残しておくことで、後の協議離婚裁判離婚で有利になります

具体的には、浮気をしているなら不貞行為(配偶者以外の異性と体の関係を持つこと)の証拠、暴力なら動画などが有効です。

それがどうしても難しいという場合は、毎日日誌などの記録をつけておくことをおすすめします。

夫婦間の財産を把握する

もしも離婚することになれば、夫婦で共有する財産はすべて折半され、財産分与となります。夫あるいは妻しかしらない財産がないかどうか、調べておきましょう

注意したいのは住宅ローンなどの借金も折半になる点です。多くの場合、住宅を売りはらって、そのお金を折半するという方法がとられますが、その場合は離婚後に住む家についても考えておいたほうがよいでしょう。

離婚したい場合は弁護士に相談を

離婚したいという気持ちが強まり、行動にうつす決断ができたら、まずは弁護士に相談しましょう。

離婚するかどうかの段階でも、弁護士を相談相手の候補に挙げましたが、離婚を決断したら、法律に関する専門的知識と経験のある弁護士以外に相談しても、離婚が有利になるなどの利点はありません。

「もう配偶者の顔も見たくない!」という場合、弁護士に相談することによって、協議離婚で弁護士に代理交渉を依頼することが可能です。つまり、配偶者に会わずして離婚を成立させることもできます。

親権、慰謝料、養育費などのすべての問題を自分ひとりで解決するのは、非常に時間と手間と労力がかかるうえに、法律の知識がないまま臨めば、離婚できないという可能性もあります。

離婚をより確実なものにしたい場合は、弁護士に相談することで、少しでも自分に有利な条件で離婚できるように働きかけてもらうことができます

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まとめ

夫が思う離婚したい理由と、妻が思う離婚したい理由の間には、「家事」「育児」「借金」を中心とした違いが見られることがわかります。

夫が自分ではやっているつもりでも、妻が求めている水準まで家事や育児を遂行できていなかったり、そもそも家事や育児に参加するつもりがない夫もいます。

このように日常生活のなかですれ違いが起き、「離婚したい」という気持ちが芽生え、実際に離婚していく夫婦が絶えないのです。

もしもあなたが本気で離婚を考えたなら、弁護士に相談してみましょう。

離婚問題に強い弁護士に相談することで、法的な知識と経験を活かし、離婚があなたに少しでも有利になるように全面的にサポートしてもらうことができます。

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