離婚の理由を男女別に紹介!男女で理由は大きく違う!?

基礎知識
男(女)心、わかってる?男女で違う離婚を考える瞬間と離婚理由。

統計局が2016年に行った調査によると、日本人の離婚率は2002年に2.30%というピークをむかえ、徐々に減少傾向にあります。それでも2016年には21万6,798組の夫婦が離婚しており、離婚率は1.73%というデータが出ています。

こんなにも多くの夫婦が離婚している背景には、男女それぞれ異なった「離婚を考える瞬間」があるのです。今回は、夫婦それぞれが思う離婚したい理由について紹介します。

目次
  1. 妻が離婚したいと思う理由
    1. 夫が育児に協力的でない
    2. 夫に借金がある
    3. 夫が家事に協力的でない
    4. 夫が暴力を振るう
  2. 夫が離婚したいと思う理由
    1. 妻の浮気
    2. 性格の不一致
    3. 金銭感覚の違い
    4. 人生観の違い
  3. 離婚を希望するのは妻側の方が多い
  4. まとめ

妻が離婚したいと思う理由

望んだ相手と一緒になった妻は、なぜ離婚を臨むようになるのでしょうか。

男性は仕事・女性は家庭とされていた時代は終わり、共働きの家庭も一般的になりました。女性の社会進出も進み、家庭内の仕事の夫婦協同で行うことは当たり前とする考え方も広まりつつあります。

このような男女平等社会の実現にシフトしている現代では、家庭内で男性の権力を振りかざすような行為は妻が離婚したい大きな理由となります。

具体的にどのような理由で妻が離婚したいと思うのか紹介していきます。

夫が育児に協力的でない

まず最初に挙げられるのが、「夫が育児に協力的でない」ということです。子供は、父親・母親が一緒に育てていくものであり、それぞれに親としての役割・責任があります。

しかし、朝食の用意から保育園・幼稚園への送迎、入浴や寝かしつけ・夜泣きへの対応まで、妻が育児大半を担っている場合、妻のストレス・不満は大きく上昇します。

共働きの家庭はもちろん、専業主婦の場合でも土日に夫が子供の相手をしてくれなければ、妻の休息の時間は全くなくなることもあります。

自分は外で働いているから、と休日にゴルフやゲーム・飲みに行ったりと遊んでばかりの夫を、快く思う方が珍しいと言えるでしょう。

日本は、世界的に見ても最低レベルで男性の育児参加率が低くなっています。少しずつ増加はしていますが、まだまだ負担は大きいままです。

夫婦間で育児を行う割合に大きな差がある場合は、妻が離婚を強く考えるようになります。

夫に借金がある

借金やギャンブル・金遣いの荒さなど金銭的な問題は、血縁者であってもトラブルになり、絶縁状態にまでなる大変大きな問題です。

夫と妻は家計を1つにしているため、金遣いの荒さやギャンブルは生活に大きな影響があり、生活費の工面が難しくなったり、夫の作った借金の返済も夫婦で行っていくことになります。

このような場合は、自分や子供の生活のことを考えてくれていないと感じてしまい、苦しい借金の返済生活を続けるなら、離婚をしてしまう方が良いと考えてしまう妻も多いようです。

夫が家事に協力的でない

夫が家事に協力的でない場合は、育児に参加してくれない夫と同様に、妻が離婚を考える原因となります。

女性の社会進出・男女平等の考えが広がっている現代で、家事は全て女性がする前提を持っている夫に対する反発は強くなっています。

それでも、家事に協力的でない夫は、未だ多いものです。

新婚時代には、家事を分担していた夫も、なれない家事を面倒に感じて、時間が経つうちに家事を行わなくなるケースもあります。妻は、社会の流れや女性の負担に配慮しない夫に不満が爆発、愛想をつかして離婚を決意するようです。

さらに、家事を分担してくれない夫が、育児だけは積極的に行うことは珍しいものです。

家事をしない夫は子育ても参加しないケースが多いため、子供がいない場合でも将来の苦労を悲観して、妻が離婚を決意する場合もあります

夫が暴力を振るう

女性の身体と心の両方を大きく傷つける犯罪行為である家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)は、妻が離婚を決意する大きな原因です。

身体的な暴力は、男性の方が、身体的機能が優っているため、女性が反攻できず暴力が続くことも珍しくありません。

近年モラルハラスメントと呼ばれ、人格否定や暴力的態度を見せることで、精神的な苦痛を与える家庭内暴力も増加していると言われています。

さらに、自分に対する暴力に耐えていた妻も、子供への虐待が始まったことで、離婚を決意するという場合もあります

家庭内暴力は、夫との話し合いによる離婚が難しい場合でも、裁判手続きで離婚ができる可能性が高い離婚理由です。

夫が離婚したいと思う理由

続いては、夫が妻と離婚したいと考える理由をご紹介します。夫側の離婚理由は、一般的な離婚理由として上位に挙げられるものが目立ちます。

女性の社会進出が進んだことで、女性自身が自分達の意見や価値観・人生観を強く持つようになりました。男性が愛情表現の1つと考える、仕事でお金を稼いで家庭に入れることも、時代の流れとともに夫だけの役割ではなくなっています。

男性が考える人生観や愛情表現が女性のものと異なる場合、お互いに分かり合えず、ストレスに弱いと言われる男性が結婚生活に疲れてしまい離婚したいと考えるようになります。

具体的に、どのような理由で離婚を考えるのか見ていきましょう。

妻の浮気

男性は、夫の浮気と妻の浮気は別物と考えている人が多く、女性の浮気を許せず、離婚を決意することがあります

「浮気は男の甲斐性」と言われた時代もあり、男性は浮気をする女性は浮気をしないと考えを持つ人もいるでしょう。

このことから「男性は身体を求めて関係を持つ、女性は相手を愛して関係を持つ」と考える傾向があります。

全ての男性がこの意識を持っているわけではありませんが、妻の浮気に「心まで奪われた」と憤りや妬ましさを覚える男性が多く、1度の浮気でも許せない男性も珍しくありません。

一方で裁判で争う際は、不貞行為と認められるかどうかが論点となる場合もあります。

パートナーがいるにもかかわらず違う相手と特別に連絡をとっているが、肉体関係はない・あるいは肉体関係があったが一時的な関係であった場合や証拠がないと不貞関係が認められない場合があります。

これに対して、婚姻中に配偶者以外の人間と肉体関係を続けたことが明らかな場合は肉体関係があったと認められます。

性格の不一致

性格の不一致による離婚は、離婚原因の中でも最も多い理由とされており、全離婚の半分以上を占めると言われています。

他人が一緒に暮らしていく中で、意見のすれ違いは起こり得るものです。しかし、相手とのコミュニケーションが不足し、互いを理解できない状態が長く続くと、小さなことでもストレスや怒りを感じるようになります。

人はそれぞれ異なる価値観を持っており、義家族との付き合い方・服装・食べ物・ライフスタイル・趣味などが合わないと、一緒に暮らす意味がないと感じてしまうこともあります。

結婚したのにも関わらず、自分を頼らず、自分の実家ばかりを頼る妻に、違和感や居心地の悪さに悩んだ末に離婚を決意する男性もいます。

金銭感覚の違い

夫婦間での金銭感覚の違いは、婚姻生活を続けていく上で大きな障害となります。

女性がお金をかけがちな服やアクセサリーの購入費や、友達と行くカフェやレストランでの外食費用などは、無駄な出費と感じる男性も多いものです。

お小遣い制の夫は、ランチ代を節約している人も多いため、妻が自分より高いランチを食べていることに疑問を持つことも珍しくありません。

さらに、子供の養育費の使い方も、夫婦間の考えの違い・温度差が出やすい部分です。

生活費を削ってでも子供に多くの習い事をさせたい妻に対して、「そこまでしなくても」とお金のかけ方に疑問を感じる夫は多いようです。

人生観の違い

人生観の違いも、夫が離婚を心に決める原因となります。

夫婦がもめる人生観の違いとして、特に多いのか「子供を設けるか否か」の問題です。年齢にもよりますが、子供を作りたいか夫婦のみの生活を続けたいかで、もめてしまうことがあるのです。

また、人生観は、育った環境に由来します。夫妻の育ちが大きく異なる場合、人生をどのように生きていきたいのかが明確に違う場合もあります。

人生観の違いは、預貯金の積み立て方針や家を買うのか借りるのかなど、生活にも大きく影響します。

夫は人生観の違いを強く感じたとき、将来的に一緒に暮らし続けることに不安を感じ、離婚を考えるきっかけになります。

離婚を希望するのは妻側の方が多い

離婚を考えたときにすべきこと

夫・妻それぞれの離婚したいと考える理由を紹介してきましたが、実際に離婚を望むのは妻が夫の約2倍以上であり、結婚に対する不満が大きいのは妻の方であるといわれています。

例えば平成28年に、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが20代~60代の男女2万人を対象に行った離婚に関する調査では、離婚を希望した29.2%が夫・64.4%が妻という結果が出ています。

さらに、夫婦が離婚したいと感じるポイントが異なることも明らかになっています。

  • 夫が離婚を望む理由は「価値観の違い」「性格の不一致」「金銭感覚の違い」など
  • 女性が離婚を望む理由は「育児・家事に協力的でない」「相手の借金」など

参考:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ「離婚に関する調査2016」

男女で異なる結婚に対する不満を理解することで、結婚生活でのすれ違いを減らすことができます。

離婚を考えていても、少しはやり直したい気持ちを持っている方もいるでしょう。

結婚生活を立て直したい方は、一度相手としっかり話し合い、お互いに不満に思っていることをしっかりと伝え、婚姻生活を続けるのか・離婚するのかを決めましょう。

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まとめ

今回は、夫婦それぞれの離婚したい理由を詳しく解説してきました。

男女間で離婚を考える原因が異なるため、自分が重視しているポイント以外はおろそかになりがちです。相手が何に不満を抱いているかを理解しなければ、不満に思っていることに気付かず、自身も不満が溜まりやすいです。

日々のすれ違いが、お互いの心を疲弊させ、離婚につながるので、そうなる前に話し合うことが大切です。

しかし本気で離婚を考える場合は、トラブルなく円満に分かれられるように弁護士に相談してみましょう。

円満離婚が難しい場合には、自分に有利な離婚ができるようサポートもしてもらえるため、心強い味方となるはずです。

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