主婦の不倫|主婦が不倫に走る理由ときっかけとは
不倫や浮気といえば、以前は男性がするものというイメージでしたが、不倫をしている主婦も少なくありません。なぜ主婦は不倫に走るのでしょうか。
この記事では、主婦が不倫に走る理由やきっかけについて解説していきます。
- 目次
不倫する主婦の割合とは
相模ゴム工業株式会社が2018年に行った調査によると、「不倫や浮気をしている」と答えた女性は、20代で16.5%、30代で17.9%、40代で17.1%、50代で14.2%、60代で10.4%という結果でした。
「子育て世代」と呼ばれる30代、40代女性の5人に1人は不倫や浮気をしているという計算になります。
一方、令和2年国勢調査によると、30~34歳以上の階級で既婚の割合が未婚の割合を上回っている結果となりました。つまり、30代、40代女性の大半が既婚ということになります。
前述の相模ゴム工業株式会社の調査は既婚・未婚の区別をしていませんが、30代、40代女性の大半が既婚者という結果を踏まえると、結婚してもなお不倫に走る女性が一定数いることがわかります。
参考:相模ゴム工業株式会社「ニッポンのセックス2018年版(https://www.sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex2018/02_partner_sex.html)」※1
参考:総務省統計局「令和2年国勢調査(https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline_01.pdf)」 ※2
主婦が不倫に走る理由とは
主婦が不倫に走る理由にはどのようなものがあるのでしょうか。以下で詳しく見ていきます。
刺激がないから
「家庭内に目立ったトラブルもなく、夫婦仲も悪くない」
一見、幸せそうな家庭に思えますが、主婦にとってみれば「毎日同じことが繰り返されるだけの退屈な日々」ということです。
毎日「刺激がない」「つまらない」と思っていると、どんどん不満が溜まってしまいます。
そんなとき、ドキドキしたり、女の感情を思い出させてくれる相手がいれば、気持ちが傾くこともあるでしょう。
精神的に満たされないから
結婚すると状況に応じて「妻」や「母」といった役割を負うことになります。
独身時代は恋愛を楽しみ、女性としての喜びを満喫していたのに、結婚後は家事や育児に追われる日々が続きます。
特に専業主婦は人間関係や行動範囲が狭くなるため、社会から取り残されていると感じるようです。
夫に不満があるから
「夫に不倫されている」「愛情が感じられない」「セックスに不満がある」
結婚生活が長くなれば互いに不満が出てくるのも仕方ありません。
そんなとき、優しく接してくれたり、愛情を注いでくれる人が現れれば、癒しを求めて不倫することもあるでしょう。
主婦が不倫に走るきっかけ
主婦が不倫に走るきっかけにはどのようなものがあるのでしょうか。詳しく見ていきます。
仕事を始めた
子育てがひと段落し、再就職しようとする人もいるでしょう。家に閉じこもり、家族や近所付き合い程度の人間関係しかなかった生活が一変し、一気に出会いが増えます。
新しい出会いのなかにはもちろん男性もいるでしょう。自分のことを女性として見てくれる男性がいれば、心がときめくこともあるでしょう。
習いごとを始めた
空いた時間に習いごとを始める主婦もいます。ほとんどの場合、家族がいない平日日中に習いごとをすることが多いです。
レッスンやスクールには男性の講師や生徒がいることもあります。日中なら家族や夫にばれにくいため、不倫をする相手として都合が良いのです。
同窓会
同窓会に出席すれば、当時好きだった人や元彼と再会することもあるでしょう。非日常空間で思い出に浸るうち、お酒の力も相まって一線を越えてしまうこともあるようです。
子育てがひと段落した
子育てがひと段落すると自分の時間が増えます。
自由に使える時間を待ち望んでいたにも関わらず、いざ時間ができると心にぽっかり穴が空き、虚しく感じることもあります。
虚しい感情や心に空いた穴を埋めるため、不倫に走ることがあるようです。
主婦はいつ不倫するのか
主婦はいつ不倫をしているのでしょうか。
平日日中
平日日中は夫が家にいないため、不倫するのに好都合です。子供を幼稚園や学校に送り出し、迎えに行くまでの間は主婦が不倫することの多い時間帯になります。
習いごとやパートの時間に合わせて
習いごとやパートをしている主婦も隙間時間をうまく使って不倫をしています。
パートや習いごとであれば正々堂々と外出できますから、勤務時間やレッスンに合わせて不倫相手と会うというのが多いようです。
不倫に走る主婦の特徴
不倫に走る主婦にはどのような特徴があるのでしょうか。
モラルが低い
不倫をする人は、そもそも不倫や浮気に対して抵抗がないという特徴があります。
「結婚しても女でいたい」「相手にバレなければ良い」などと自分勝手な理屈をつけ、夫や相手の配偶者を傷つけることには考えがおよばないのです。
承認欲求が強い
不倫に走る人は承認欲求が強いという特徴もあります。
「夫が自分を見てくれない」「女性として扱われない」という理由で不倫に走る人も少なくありません。「かまってほしい」「自分のことを見てほしい」という欲望がおさえられないのです。
寂しがり屋
不倫に走る人は極度の寂しがり屋というケースもあります。
夫が仕事で忙しかったり、相手をしてくれないことで寂しさを感じる人もいるでしょう。
しかし、空いた時間に仕事を探したり、趣味を見つけることで一人の時間を楽しむ人もいます。「寂しいから」という気持ちはわかりますが、単なる言い訳にすぎません。
優柔不断
優柔不断で人から強く言われると断れないという人も不倫をすることがあります。
優柔不断であったとしても、結婚生活に不満がなく不倫願望なければ不倫にはいたりません。心の奥底に満たされない気持ちや愛されたいといった気持ちがあるのかもしれません。
いつまでも女として扱われたい
女子力や美意識が高い女性は「お洒落をしていつまでも女として見られたい」という欲求が強いです。
しかし、子供ができたり婚姻生活が長くなると、せっかくお洒落をしても夫が見てくれず、不満を感じることもあるでしょう。
そんなとき、自分のことを褒めてくれたり、女性として見てくれる人が現れれば、不倫に走ることもあるでしょう。
恋愛経験が乏しい
恋愛経験が乏しいまま結婚したという人も不倫する傾向があります。恋愛経験が乏しいため、男性を見極める力が備わっておらず、遊び目的にも関わらず簡単に騙されてしまうことがあるのです。
主婦が不倫するとどのようなリスクがあるのか
主婦が不倫をするとどのようなリスクがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
家庭が崩壊する
不倫をしていることが夫にばれると夫婦仲が悪くなります。関係修復が困難な場合は離婚に発展します。
夫婦仲だけではありません。家に見知らぬ男を連れ込んだり、男のために家を空けることが多いなど、不倫の事実を知った子供は母親に対して嫌悪感を抱きます。
父親が不倫に気づいていない場合、どう振舞えば良いのかわからず精神的に追い込まれることもあります。また、関係が悪化した両親を見て育つことで精神的に病むこともあります。
不倫の慰謝料を請求される
不倫が認められると相手から慰謝料を請求される可能性があります。不倫の慰謝料は50~300万円(離婚する場合は100~300万円)が相場になります。
ダブル不倫の場合は不倫相手の配偶者からも慰謝料を請求される可能性があります。
離婚後の生活が困窮する
専業主婦の場合、離婚後なかなか職に就くことができず、生活が困窮することもあります。
子供がいる場合、母親が親権を持つケースがほとんどですので、自分だけでなく子供も育てていかなければなりません。そのため、離婚後の生活はさらに困窮してしまいます。
妻が不倫していることに気づいたときの対処法
「妻の様子が怪しい。不倫しているかもしれない」 妻の不倫を疑ったらどうすれば良いのでしょうか。以下で詳しく見ていきます。
不倫の証拠を収集する
妻の不倫に気づいた場合、まずは不倫を立証できる証拠を集めましょう。
離婚するにしろ、婚姻関係を継続するにしろ、事実を立証できる証拠がなければ白を切られる可能性があります。
不倫を理由に離婚や慰謝料請求をするなら不貞行為があったという証拠が必要です。
不貞行為とは配偶者以外の者と肉体関係を持つことです。例えば以下のようなものが証拠として有効です。
- ラブホテルに二人で出入りする写真
- ラブホテルの領収書 など
このほか、肉体関係が合ったと推定されるものがあれば証拠として有効な場合があります。
これらの証拠を集めるには、尾行や張り込みが必要なため素人が行うのは困難なことも多いです。効率良く有効な証拠を集めるためためには探偵への依頼も検討した方が良いかと思われます。
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不倫の証拠の集め方3選!夫(妻)の行動から浮気を見破る方法とは。
夫(妻)の不倫を見抜く方法|浮気調査を探偵に依頼すべき理由を解説
離婚するかどうか考えておく
不倫の証拠を集めたら、離婚するかどうかを考えましょう。
離婚したいと思っても妻が離婚に応じてくれるとは限りません。不倫が認められれば裁判に持ち込むことも可能ですが、訴訟を起こすとなると時間も手間もかかります。
一方、離婚理由に関わらず、親権獲得は母親が有利なことが多く、離婚成立後、夫は養育費を支払わなければなりません。また、父親が親権を獲得した場合は仕事と育児の両立が必要になります。
不倫関係を解消し、婚姻関係を継続するのであれば、「二度と不倫をしない」という念書を書かせ、約束を破ったときのことについても取り決めておきましょう。
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弁護士に相談する
妻の不倫を理由に離婚を考えたら弁護士に相談しましょう。
前述のとおり、妻に原因がある場合であっても、親権や養育費などで夫が不利になることがあります。
離婚を切り出す前に弁護士に相談することで、有利に離婚を進めやすくなります。
また、弁護士に交渉を依頼すれば精神的な負担も軽減しますし、裁判に進んだ場合も弁護士が裁判所との手続きを代行してくれるため、手間を省くことができます。
一方、離婚しない場合も不倫相手に慰謝料請求ができる可能性があります。
ただし、ダブル不倫の場合は慰謝料請求が非常に複雑になります。弁護士に相談しながら着々と進めていきましょう。
まとめ
主婦が不倫に走る理由やきっかけについて解説しました。
妻が不倫をしていることに気づいたら、探偵に証拠の収集を依頼することも検討し、弁護士に相談しながら進めていきましょう。
当サイト「離婚弁護士相談リンク」は不倫や離婚問題に強い弁護士を多数掲載しています。ぜひお役立てください。
※1 相模ゴム工業株式会社「ニッポンのセックス2018年版」
※2 総務省統計局「令和2年国勢調査」
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